![]() 石垣島のおっちゃんが呼びかけてくる。 『ああ、行ったよ、石垣鍾乳洞』 「サビチ洞もかえ」 えっ、石垣島には二つ鍾乳洞があったのか? おっちゃんに例を言い、すぐに、レンタカー屋に走った。 ブ~~ン 繁華街から北東に、 激しいスコールにみまわれながら、走る事、50分。 観光客がほとんど行かない北のはずれに、それはあった。 《サビチ洞》 入口に、おばちゃんが番をしている。 700円手渡すと・・ 「傘持っていきな。洞窟の先で雨に濡れるサ~」 よくわからんが、傘を持って、鍾乳洞に潜るという初体験! ふ~ん、 この洞窟は、いわゆる石灰鍾乳洞で、くねくねと続いている。 サビチ洞の圧巻は、フィナーレである。 最後の最後に、洞内に明かりが差し込んできた。 ボコッ 出たところが、なんと! ![]() 波打ちつける海岸の岩礁に出たのだ。 水面まで、1mしかない。 日本でも、非常に珍しい洞窟だ。 なるほど、雨が降っている。 傘がいる。 ところで、この洞窟内では、地元の音楽が鳴り続けていた。 三線のメロディにのる、歌詞が興味深い。 「♪~酒持ってこい~酒持ってこい~朝まで飲むぞ、 酒持ってこい~♪」 必然、この洞窟の成り立ちと、使われ方が分かろうってもんだ。 だって、洞窟内、こんなカメだらけだもん。 ![]() ![]() 竹富島の中央あたりに、高台があった。 そこに、さらに高く登れる塔があった。 登ってもかまわないらしい。 ただし、注意書きが、私達を脅している。 ![]() くれぐれもご注意下さい。 怪我は自己責任です》 ![]() 自己責任ですか。 では、責任もって登りましょう。 ん・・?階段が狭い。 ![]() 一段に、足の長さの半分も乗らない。 なのに、一歩の高さが高い。 ヨイショ! コンクリの手すりを頼りに、身体を持ち上げる。 ヨイショ! さして段数はないのに、てっぺんまで時間がかかる。 普段クライミングにおいて、崖でさえ、 スイスイ登っている私がてこずっている。 こ、こんな階段は初めてだ。 やがて登り付いた頂上からの見晴らしは良かった。 竹富島の町なりが、俯瞰できる。 町案内の写真で、俯瞰写真があったら、 ここから撮影したものだと、理解できる。 眺めは良かったなどと言っている所までは良かった。 問題は下りだ。 ![]() 一段の高さはゆうに40センチほどもある。 忍者屋敷の階段だって、もっとユルかったゾ。 これを階段と呼んでいいのか! 責任者でてこい! しまった・・責任は、自己だった。 ![]() ![]() 石垣島の港から、10分渡し船に乗れば、 小さな島に着く。 港には、レンタサイクルと、水牛車受付がある。 まずは、とりもなおさず自転車を借りる。 1時間300円。 キ~コキ~コ・・ 坂道を登ってゆくと、石垣に囲まれた集落があらわれる。 ブーゲンビリアの赤い花がおびただしい。 さてと、昼飯でも・・ っと、その先の角から、水牛に牽かれた乗り物が登場した。 はは~ん、コレが観光写真で盛んにピーアールしてた奴だな。 水牛に牽かれて、ご町内を一周するレジャーだ。 ゆっくりゆっくり水牛車は動く。 案内のおじさんの声も、ゆっくりしている。 「水牛は、暑がりなんでサ~、時々、水をかけてやらんとサ~」 道の途中にある蛇口をひねり、 ホースで、水牛の背中にぶっかける。 水牛ってのは、牛とほぼ同じくらいの大きさなのだが、 背は低い。 つまり足は短い。 だから、踏ん張りが強く、定員19人の車を引っ張っていける。 とはいえ、歯を食いしばっているようにも見える。 目が血走っているようにも見える。 「定員5人くらいに、しちくれんかい」 うらめしい鼻息を吹きだしているようにも見える。 観光客が、次から次と上陸すると、何度も、かりだされる。 同じ道をグルグル廻る。 もう終わりかなと思ったら、まだ観光客が上陸する。 ところで、さっきから何度も出てくる言葉、 《水牛車》 コレをアナタは何と読んでました。 案内書にも案内所にも書いてあるのだが、 読み方がわからない? 《すいぎゅうしゃ》? 《すいぎゅっしゃ》? 《すいぎゅうぐるま》? 《水牛は悲しや、空の青、花の赤にも、たよらずさまよう》 若山牧水が詠ったような気がしないでもないが・・ 結局、アノ面構えを見ちまった私は、 水牛車には、乗らなかったのである。 ごめんね、キミの仕事に協力できなくて・・ ![]() ![]() ![]() 沖縄が日本に復帰してから6年後の、 1978年、7月30日に、道路の通行が、右左逆になった。 せーのぉ~でなった。 それを記念して建てられた記念碑がある交差点が、 石垣島の繁華街にある。 ![]() ![]() おうっと、ここでは、ヤギを売っている。 そうか、ヤギはそこにすでに居る動物ではなく、 売られる動物であったのか! 石垣島は南の島だ。 こんな飲み屋があって当たり前だ。 ![]() ところが・・ ![]() って、北海道じゃないのか? すると・・ ![]() まぎれもなく北海道じゃんか? どうなっとんの? ![]() ![]() こんな店がたくさんある。 勿論、普通の魚屋さんは別に存在している。 こちらは、あくまで、さしみ屋なのだ。 同時にテンプラも売っている。 つまり、総菜屋さんの刺身好きが集まる店って感じかな。 さかな屋という名称では、よだれが出ないとみえる。 あくまで、さしみを前面に押し出してくれないと、 食指が湧かないのである。 では、お泊りはこちらへどうぞ~ ![]() ![]() ラー油を売っている。 10年ほど前、たまたまそのラー油を買って食べたところ、 あまりの旨さに、驚き呆れ、取り寄せたほどだった。 しかし、話題が話題を呼び、人気沸騰し、 今では、朝並ばないと買えなくなってしまった。 超のつく希少品になってしまった。 そのせいなのか、島自体に、ラー油を売る店がたくさん出来た。 で、冒頭の写真だ。 《ラー油の自動販売機》 ついに、ラー油までが、自販機に入れられる物体となった。 (あっ、ラー油切らした) 夜遅く、餃子を焼いている時、ラー油がない事に気付く。 しかし、大丈夫。 自販機まで、行けば、売っている。 ふむ、そうまでして、ラー油は必需品なのだろうか? 私的には、ラー油の前に、 ポン酢の自販機を作って頂きたいのだが・・ 鍋ものを始めた時、 ポン酢がなかった時のショックははかりしれない。 たらちりに、醬油をかけて食べる訳にはいかない。 ポン酢の代理は効かないのだ。 ポン酢が無かった為に、ナベ自体を止めてしまった事すらある。 今や、食べるラー油の時代である。 ラー油が無かった為に、 その食事自体を止めてしまう事態が起こりうるのだろうか? ![]() ![]() 「皆既日食と金環日食がいつ来るか?」 けんじろう君は興奮した。 子供の耳には、怪奇ニッショクと、 キンカンニッショクに聞こえる。 怪奇とキンコンカンと鐘が鳴るのである。 ニッショクが何だか分からないが、 おどろおどろしいニッショクと、 楽しく鐘が鳴るニッショクである。 大人が、喋るには、 「特に、キンカンニッショクはまず、見られない」 のだそうだ。 さて、昨日、私は、岐阜県可児(かに)市にいた。 6時前から、朝飯を喰らい、キンカンに備えていた。 外に出てみると、雲ひとつない快晴である。 道路にイスを据えた。 専用メガネをかける。 食は一時間半前から始まった。 キンカンニッショクが7時半からだと聞かされれば、 7時半にはらなければ、表に出て来ない人もいた。 ぎりぎりまで、布団の中にいる人もいた。 ついに起き上がらない人もいた。 日食は面白い。 何が面白いって、 月までの距離が感じられるのである。 月までと、太陽までの距離感を、なんとなく目で感じるのである。 (はは~ん、太陽のこっち側の、あの辺に月があるんだな・・) (さほど遠くないけど、近くはないな) 何億キロと云う距離を、 それなりに感じられる体験が出来た。 鏡を持ち出し、太陽の光を反射させ、遠くの壁に当てる。 蝕まれた太陽が、逆さまに映し出される。 木の下の陰が、リング状に揺れている。 皆既日食と金環日食の違いがわかった。 皆既の場合は、かなり暗くなるが、 金環では、やや暗くなる程度だ。 科学が進んだ現代に、「今日食ですよ」と言われない限り、 ほとんど分からない。 江戸時代に、金環日食が現れても、気付かなかったであろう。 つまり、日食、月食の天体現象の中で、 もっとも気付かれない現象と言っていい。 太古から続く空観測の中で、実は、 現代的な天体現象かもしれない。 ああ~面白かったぁ~2時間半! ![]() ![]() ![]() 石垣島の街中にその樹はあった。 南国では、パパイヤの木が、家の庭に普通に植えてある。 タワワに実がなっている。 内地でいえば、柿の木のようなもので、見慣れた風景である。 ところが、この樹は・・ 《マンゴー》 マンゴーの実がタワワに成っている。 家の塀から大きくはみ出して、道路の上に実が成っている。 手を伸ばせば、採れない事もない。 しかし、南国でも、 マンゴーの樹が、家の庭に植えてある家はそうそうない。 少なくとも、私はあまり見た覚えがない。 内地でいえば、イチジクの木にでも当たるだろうか? さざえさんの漫画では、柿の実を盗む子供の話がよく出てくる。 南国ではどうなのだろう? パパイヤを盗む子供はいるのだろうか? マンゴーを棒で突いて落とし、盗んでいく子供はいるのだろうか? 「コラっ~!」 大声で追いかける爺さんはいるのだろうか? いや、いたのだろうか? 「法律的には、塀の外に、はみ出たマンゴーには、 個人所有物の権利はないんだよ!」 屁理屈をこねる子供は、南の島にもいるのだろうか? ![]()
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