サビチ洞 酒もってこい
 「イシマルさん、鍾乳洞行ったかえ?」
石垣島のおっちゃんが呼びかけてくる。
『ああ、行ったよ、石垣鍾乳洞』
「サビチ洞もかえ」

えっ、石垣島には二つ鍾乳洞があったのか?
おっちゃんに例を言い、すぐに、レンタカー屋に走った。
ブ~~ン
繁華街から北東に、
激しいスコールにみまわれながら、走る事、50分。
観光客がほとんど行かない北のはずれに、それはあった。
《サビチ洞》
入口に、おばちゃんが番をしている。
700円手渡すと・・
「傘持っていきな。洞窟の先で雨に濡れるサ~」
よくわからんが、傘を持って、鍾乳洞に潜るという初体験!
ふ~ん、
この洞窟は、いわゆる石灰鍾乳洞で、くねくねと続いている。

サビチ洞の圧巻は、フィナーレである。
最後の最後に、洞内に明かりが差し込んできた。
ボコッ
出たところが、なんと!
海である。
波打ちつける海岸の岩礁に出たのだ。
水面まで、1mしかない。
日本でも、非常に珍しい洞窟だ。

なるほど、雨が降っている。
傘がいる。

ところで、この洞窟内では、地元の音楽が鳴り続けていた。
三線のメロディにのる、歌詞が興味深い。
「♪~酒持ってこい~酒持ってこい~朝まで飲むぞ、
  酒持ってこい~♪」
必然、この洞窟の成り立ちと、使われ方が分かろうってもんだ。
だって、洞窟内、こんなカメだらけだもん。
# by ishimaru_ken | 2012-05-27 06:02 | 謙の発見!
竹富島の高台
 「おお、アレはなんだ?」
竹富島の中央あたりに、高台があった。
そこに、さらに高く登れる塔があった。
登ってもかまわないらしい。
ただし、注意書きが、私達を脅している。
      《階段は急なので登り降りは
       くれぐれもご注意下さい。
        怪我は自己責任です》
いいですねえ・・
自己責任ですか。
では、責任もって登りましょう。
ん・・?階段が狭い。
左右の巾も狭いが、前後が狭い。
一段に、足の長さの半分も乗らない。
なのに、一歩の高さが高い。
ヨイショ!
コンクリの手すりを頼りに、身体を持ち上げる。
ヨイショ!
さして段数はないのに、てっぺんまで時間がかかる。
普段クライミングにおいて、崖でさえ、
スイスイ登っている私がてこずっている。
こ、こんな階段は初めてだ。
やがて登り付いた頂上からの見晴らしは良かった。
竹富島の町なりが、俯瞰できる。
町案内の写真で、俯瞰写真があったら、
ここから撮影したものだと、理解できる。
眺めは良かったなどと言っている所までは良かった。

問題は下りだ。
階段巾、10センチほどしかない段を、降りるのだ。
一段の高さはゆうに40センチほどもある。
忍者屋敷の階段だって、もっとユルかったゾ。
これを階段と呼んでいいのか!
責任者でてこい!
しまった・・責任は、自己だった。

# by ishimaru_ken | 2012-05-26 06:10 | その他
竹富島の水牛車
 <竹富島>(たけとみじま)
石垣島の港から、10分渡し船に乗れば、
小さな島に着く。
港には、レンタサイクルと、水牛車受付がある。
まずは、とりもなおさず自転車を借りる。
1時間300円。
キ~コキ~コ・・
坂道を登ってゆくと、石垣に囲まれた集落があらわれる。
ブーゲンビリアの赤い花がおびただしい。
さてと、昼飯でも・・
っと、その先の角から、水牛に牽かれた乗り物が登場した。
はは~ん、コレが観光写真で盛んにピーアールしてた奴だな。
水牛に牽かれて、ご町内を一周するレジャーだ。
ゆっくりゆっくり水牛車は動く。
案内のおじさんの声も、ゆっくりしている。
「水牛は、暑がりなんでサ~、時々、水をかけてやらんとサ~」
道の途中にある蛇口をひねり、
ホースで、水牛の背中にぶっかける。

水牛ってのは、牛とほぼ同じくらいの大きさなのだが、
背は低い。
つまり足は短い。
だから、踏ん張りが強く、定員19人の車を引っ張っていける。

とはいえ、歯を食いしばっているようにも見える。
目が血走っているようにも見える。
「定員5人くらいに、しちくれんかい」
うらめしい鼻息を吹きだしているようにも見える。
観光客が、次から次と上陸すると、何度も、かりだされる。
同じ道をグルグル廻る。
もう終わりかなと思ったら、まだ観光客が上陸する。

ところで、さっきから何度も出てくる言葉、
《水牛車》
コレをアナタは何と読んでました。
案内書にも案内所にも書いてあるのだが、
読み方がわからない?
《すいぎゅうしゃ》?
《すいぎゅっしゃ》?
《すいぎゅうぐるま》?

《水牛は悲しや、空の青、花の赤にも、たよらずさまよう》
若山牧水が詠ったような気がしないでもないが・・
結局、アノ面構えを見ちまった私は、
水牛車には、乗らなかったのである。
ごめんね、キミの仕事に協力できなくて・・
「海の上を歩いている水牛車があるけんど、アレはワシじゃないけんネ、アレは由布島だけんネ」
          「あ~ちかれたぁ~」
# by ishimaru_ken | 2012-05-25 06:09 | その他
ヤギ売ります
《730記念碑》
沖縄が日本に復帰してから6年後の、
1978年、7月30日に、道路の通行が、右左逆になった。
せーのぉ~でなった。
それを記念して建てられた記念碑がある交差点が、
石垣島の繁華街にある。
そこから、郊外へと足を伸ばすと・・
《ヤギ売ります》
おうっと、ここでは、ヤギを売っている。
そうか、ヤギはそこにすでに居る動物ではなく、
売られる動物であったのか!

石垣島は南の島だ。
こんな飲み屋があって当たり前だ。
《サンゴ礁》
ところが・・
《マリモ》
って、北海道じゃないのか?
すると・・
《さっぽろ》ペンション
まぎれもなく北海道じゃんか?
どうなっとんの?
《さしみ店》
《さしみ屋》
こんな店がたくさんある。
勿論、普通の魚屋さんは別に存在している。
こちらは、あくまで、さしみ屋なのだ。
同時にテンプラも売っている。
つまり、総菜屋さんの刺身好きが集まる店って感じかな。
さかな屋という名称では、よだれが出ないとみえる。
あくまで、さしみを前面に押し出してくれないと、
食指が湧かないのである。
では、お泊りはこちらへどうぞ~
《おり姫の宿》
# by ishimaru_ken | 2012-05-24 06:00 | 謙の発見!
ラー油自販機
 石垣島に、《ペンギン食堂》がある。
ラー油を売っている。
10年ほど前、たまたまそのラー油を買って食べたところ、
あまりの旨さに、驚き呆れ、取り寄せたほどだった。
しかし、話題が話題を呼び、人気沸騰し、
今では、朝並ばないと買えなくなってしまった。
超のつく希少品になってしまった。
そのせいなのか、島自体に、ラー油を売る店がたくさん出来た。
で、冒頭の写真だ。

《ラー油の自動販売機》
ついに、ラー油までが、自販機に入れられる物体となった。
(あっ、ラー油切らした)
夜遅く、餃子を焼いている時、ラー油がない事に気付く。
しかし、大丈夫。
自販機まで、行けば、売っている。

ふむ、そうまでして、ラー油は必需品なのだろうか?
私的には、ラー油の前に、
ポン酢の自販機を作って頂きたいのだが・・
鍋ものを始めた時、
ポン酢がなかった時のショックははかりしれない。
たらちりに、醬油をかけて食べる訳にはいかない。
ポン酢の代理は効かないのだ。
ポン酢が無かった為に、ナベ自体を止めてしまった事すらある。

今や、食べるラー油の時代である。
ラー油が無かった為に、
その食事自体を止めてしまう事態が起こりうるのだろうか?

# by ishimaru_ken | 2012-05-23 06:13 | 謙の発見!
キンコンカン日食
 子供の頃、大人が喋っていた言葉に反応した。
「皆既日食と金環日食がいつ来るか?」
けんじろう君は興奮した。
子供の耳には、怪奇ニッショクと、
キンカンニッショクに聞こえる。
怪奇とキンコンカンと鐘が鳴るのである。
ニッショクが何だか分からないが、
おどろおどろしいニッショクと、
楽しく鐘が鳴るニッショクである。
大人が、喋るには、
「特に、キンカンニッショクはまず、見られない」
のだそうだ。

さて、昨日、私は、岐阜県可児(かに)市にいた。
6時前から、朝飯を喰らい、キンカンに備えていた。
外に出てみると、雲ひとつない快晴である。
道路にイスを据えた。
専用メガネをかける。
食は一時間半前から始まった。
キンカンニッショクが7時半からだと聞かされれば、
7時半にはらなければ、表に出て来ない人もいた。
ぎりぎりまで、布団の中にいる人もいた。
ついに起き上がらない人もいた。

日食は面白い。
何が面白いって、
月までの距離が感じられるのである。
月までと、太陽までの距離感を、なんとなく目で感じるのである。
(はは~ん、太陽のこっち側の、あの辺に月があるんだな・・)
(さほど遠くないけど、近くはないな)
何億キロと云う距離を、
それなりに感じられる体験が出来た。

鏡を持ち出し、太陽の光を反射させ、遠くの壁に当てる。
蝕まれた太陽が、逆さまに映し出される。
木の下の陰が、リング状に揺れている。

皆既日食と金環日食の違いがわかった。
皆既の場合は、かなり暗くなるが、
金環では、やや暗くなる程度だ。
科学が進んだ現代に、「今日食ですよ」と言われない限り、
ほとんど分からない。
江戸時代に、金環日食が現れても、気付かなかったであろう。
つまり、日食、月食の天体現象の中で、
もっとも気付かれない現象と言っていい。
太古から続く空観測の中で、実は、
現代的な天体現象かもしれない。
ああ~面白かったぁ~2時間半!

# by ishimaru_ken | 2012-05-22 06:09 | その他
マンゴーの樹
 おっ、この樹は・・?
石垣島の街中にその樹はあった。

南国では、パパイヤの木が、家の庭に普通に植えてある。
タワワに実がなっている。
内地でいえば、柿の木のようなもので、見慣れた風景である。
ところが、この樹は・・

《マンゴー》
マンゴーの実がタワワに成っている。
家の塀から大きくはみ出して、道路の上に実が成っている。
手を伸ばせば、採れない事もない。
しかし、南国でも、
マンゴーの樹が、家の庭に植えてある家はそうそうない。
少なくとも、私はあまり見た覚えがない。
内地でいえば、イチジクの木にでも当たるだろうか?

さざえさんの漫画では、柿の実を盗む子供の話がよく出てくる。
南国ではどうなのだろう?
パパイヤを盗む子供はいるのだろうか?
マンゴーを棒で突いて落とし、盗んでいく子供はいるのだろうか?
「コラっ~!」
大声で追いかける爺さんはいるのだろうか?
いや、いたのだろうか?
「法律的には、塀の外に、はみ出たマンゴーには、
 個人所有物の権利はないんだよ!」
屁理屈をこねる子供は、南の島にもいるのだろうか?
# by ishimaru_ken | 2012-05-21 05:43 | 謙の発見!
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石丸謙二郎
by ishimaru_ken