オペレッタ コウモリ
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 なんと云うことだ・・
初めて、出演することになったのだ。
 《オペレッタ》

オペレッタとは、オペラの芝居バージョンだと思えばいい。
喜劇オペラとでも言おうか。
題名は、《こうもり》
古典である。
「歌うんですか?」
いい質問だ。
 『歌うかもしんない』

ウソです。
今、稽古をしている。
この稽古が、実は、とんでもなく恐ろしいモノなのだ。
何が、恐ろしいかって・・・
アナタは、列車が走ってくるガード下に、
立ち続けた事がありますか?
アナタは、お寺の鐘の中に立ち、
ゴ~ンと鳴らされ続けたことがありますか?

音の脅威です。
声の脅威です。
世の中にこんなに声の大きな人がいるとは知らなかった。
役者として、舞台にさんざん立ってきた私なのだが、
もの凄く大きな声の人を知っているハズの私なのだが、
声の大きさとしては、レベルが違った。
とんでもなかった。

オペレッタでは、基本的に歌を唄うのであるが、
大きな劇場で、マイクも使わずに声を響かせる人達の集団だ。
そんな人が、狭い稽古場に集まり、
本番さながらの音量で、歌う。
そこに、私は・・いや、私のむき出しの耳が存在している。

生まれて初めて、声の音量が怖いと思った。
次の稽古から、私は、ヘッドフォンを持参した。
ヘッドフォンを持参するのは、今年2回目だ。
一回目は、アイマックシアターの轟音を避ける為だった。
つまり、マイクもスピーカーも使わないオペラの方達は、
アイマックスシアターのどでかいスピーカーと同等か、
それ以上の肉声を持っているという証明である。

稽古が終わり、食事に行った私は、
レストランで不自然な大声で会話をしていたらしい。
なんと、耳が、瞬間難聴になったのだ。
今、私はテレビを見ているのだが、
異様な音量で聞いているらしい。
どうやら私は、稀有な経験をしたようだ。
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# by ishimaru_ken | 2016-09-28 05:49 | 仕事
クマに会ったらどうする?
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 《クマにあったらどうするか》
文庫本を見つけた。
筑摩書房  片山龍峯著
アイヌ民族最後の狩人 姉崎等

常々、クマに出会ったら、どうするか?
テーマであった。
山に頻繁に登る人間として、避けて通れない課題と言える。
アフリカのナイロビであれば、
「ライオンと会ったら、どうするか?」
になるのだが、ある意味幸せなことに、日本にも猛獣はいる。
毎年、クマに襲われた悲報が新聞に載る。
その時、マスコミは様々な、もっともらしい専門家の意見を載せる。
テレビでも語る。

死んだマネはダメ。
逃げるな!
木に登るな!

「ホントはどれなんだ?」
切羽詰った状況で、我々が取らねばならない行動を教えてくれ!

この本は、丁寧懇切に、教えてくれる。
ダイジェストだが、本の中から一節をピックアップしよう。
しかし、あくまでも、ダイジェストに過ぎない。
気になる方は、この本を買い求めてネ。
~~~ ~~~ ~~~
<予防策>
1; ペットボトルを押してペコペコ鳴らしながら歩く。
2; 樹木を細い棒で縦に叩いて音をたてる。

 <クマに会ったら>
3; 背中を見せて走って逃げない。

4; 大声を出す。

5; じっと立っているだけでよい。
  その場合、身体を大きく揺り動かさない。

6; 腰を抜かしてもよいから動かない。

7; ニラメッコで根くらべ。

8; 子連れグマに出会ったら子グマを見ないで、
 親グマだけを見ながら静かに後ずさり
 (その前に母グマからのバーンと地面を叩く警戒音に、
  気をつけていて、もしもその音を聞いていたら、
  その場をすみやかに立ち去る)。

9;ベルトをヘビのように揺らしたり、
 釣り竿をヒューヒューと音を立てるようにしたり、
 柴を振りまわす。

10;柴を引きずって静かに離れる(尖った棒で突かない)。
 ~~~ ~~~ ~~~
さあ、どうだろう?
気になるアナタは、読んだ方がいい。
姉崎等(あねざきひとし)・・・凄い!
究極は、こうも書いてある。
「クマの喉に腕ごと突っ込んで、舌を掴んで動かす」
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  最近は空手で撃退した方もいた
# by ishimaru_ken | 2016-09-27 06:04 | 謙の発見!
台風と緞帳
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 「台風と、音もなく緞帳があがる瞬間が好き」
30年ほど前、舞台のインタビューで答えた事がある。
緞帳(どんちょう)とは、舞台と客席を隔てる幕である。

台風とは、忌み嫌われる自然現象だ。
地震、雷、火事、オヤジには含まれていないが、
日本に住む者にとっては、その筆頭にあってもおかしくない。
ところが・・子供にとって、台風とは、
秋に訪れる取っておきのイベントなのである。
大人たちが、珍しく真剣な顔でアタフタする瞬間が観られる、
稀有な時間なのだ。
絶対壊れないと思われる家が、吹き飛びそうになる怖い日だ。
滅多にない停電を味わう日でもある。
家になぜかいっぱいあるロウソクが、
突然活躍する日とも言える。
 「誕生日じゃないからネ、吹き消したらダメ!」
お母さんが、宥めたりしている。

ゴオォ~~~~~~
ガタンガタン、ピシッ!
風音の圧力で恐怖を感じる。
ピィ~~~~~~~
電線が、ヒステリックに鳴き叫ぶ。
怖い!

この時、子供達は知る。
怖れる気持ちと、ワクワクする気持ちは似ているのだ・・と。
やがて成長し、
舞台なんぞに関わった大人が、つぶやくのである。
「台風と、音もなく緞帳があがる瞬間が好き」
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          相模湾
# by ishimaru_ken | 2016-09-26 05:55 | 昔々おバカな話
影絵キャンプ
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 キャンプしていた。
夜の明かりは、ガスランプだ。
夕餉は、ラム肉を七輪の炭で焼いている。
ジュージュー
見事に焼けたラムを箸でつまみ、
さあ、食ったろうという瞬間だった。
パシャリッ・・仲間のカメラで撮られた。
撮られたものの、私そのものを撮ったワケではない。
ハイエースに映った影を撮ったのだ。

「こんな旅してまぁ~す」
夢あふれる防水バッグを作っている、
ストリームトレイルの会社に、写真を送った。
すると・・その写真を、
秋のストリームトレイルの雑誌の表紙に載せました、
と言うではないか!
(ま、いっか、誰かわかんないしぃ~)

ところが・・
その雑誌を見た、洞窟探検家吉田さんが、
影絵にも拘わらず、
「この横顔のおバカさ加減は、イシマルさんだネ」
見事、言い当てられた。
う~む・・喜んでいいのか・・・
悲しんだ方がいいのか・・・
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# by ishimaru_ken | 2016-09-25 05:57 | その他
川の氾濫を見に行く
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 台風が近づくと、毎度のように、悲しいミュースが流れる。
「川を見に行った70代の男性が行方不明です」
なぜ、毎度毎度、このニュースが知らされるのだろう?

先ほど、ニュースのテレビ画面を見ていた。
テロップの文字が浮かぶ。
 《川の氾濫》

はんらん?
氾濫の氾の字・・
獣篇にすれば、犯罪の犯だ。
右側のツクリの部分だけを解釈すると、
<何かからはみ出る>と解することが出来る。
で、その後ろの{濫}の漢字は?
サンズイが付いている。
濫用、濫伐、濫獲、濫費、濫発。
みだりに○○する・・という意味だ。

《みだりにはみ出た川の増水を見にいく》
オジサン達は、我慢できないのである。
ルールを破った川が許せないのである。
だから見に行く。
叱る為に、見に行く。
「濫りに、はみ出るんじゃない!」

このオジサンたちは、同じ気持ちで、
濫りにルールを破る若者を叱りに行く
 「濫りに、バカな事するんじゃない!」
叱りに行ったあげく、
若者という暴れ川に流されて亡くなることもある。
悲しい。
どちらの川も濁流に違いないが、
オジサンは、どうしても気になって見に行くのである。
このオジサンをどうか責めないでほしい。
お馬鹿かもしれないが、
皆の町を流れる川が心配でしょうがないのだヨ。
若者が心配でしょうがないのだヨ。
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      豪雨時に出現する伊豆の旭滝 
# by ishimaru_ken | 2016-09-24 06:02 | その他
竹鶴21
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 我が家の台所をゴソゴソと漁っていた滝田くんが、
なにやら酒瓶を見つけ出してきた。
 《竹鶴21》
ニッカの高級ウイスキーだ。
それも、21年モノである。
滝田くん曰く、何万もする代物らしい。
ホコリをかぶって台所の滅多にあけない扉の中に眠っていた。
 「呑もう!」
目を輝かせている滝田くんがいる。

パキッ
開けられた。
トクトクトク、氷の上にそそがれた。
えも言われぬ香りがする。
厚手のグラスを傾ける。
ホオォォ~~~
同時にため息が漏れる。
「うんまいでないかい・・」
その2時間後、瓶の内部が半分に減った竹鶴21がある。
困った・・ウイスキーがうまいのは、嬉しい事なのだが、
つい呑みすぎてしまうのは、いかがだろうか?

翌日、滝田くんが探っていた台所の奥の扉を、再捜索してみた。
すると・・出るは出るは・・
瓶が大量に見つかったのである。

 ウイスキー
 ブランデー
 シャンパン
 ワイン
 紹興酒
 モンゴル焼酎
 ウオッカ
 ズブロッカ
 ロンリコ
 泡盛
 有泉
 他に、なんだかわからない酒多数

リスや犬は、仕留めたエサを、地面の中に埋めておくと言う。
いつか食べようと考えているらしいが、埋めた事を忘れると言う。
《貯食行動》と呼ばれている。
これに習えば、私の行動は、
《貯飲行動》といえるだろう。

我が家の場合、滝田くんという、他動物の荒らし行動で、
エサが発見された。
このエサたちは、今、訪ねてきた他の動物らの
胃袋におさまり続けている。
ゆえに、積極的にお持ち帰りを薦めている。
中には、度数が非情に高く、
火をつければ軽く燃え上がる酒もある。
ほとんど消毒薬に近い。
動物たちヨ・・くれぐれも呑みすぎに注意せヨ!
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  コレは何だろう?
# by ishimaru_ken | 2016-09-23 05:30 | その他
ボッチャ?
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 10年ほど前、イギリスのスコットランドの町にいた。
ちいさな運動場の片隅を歩いていると、
砂がまかれた地面の上に、鉄球が数個おいてある。
重さ、2~3キロほどの丸い鉄の玉が、
6~8個、無造作に落ちている。
落ちているというより、何かに興じた名残りのように、
置かれてある。
なんだろうコレは?
ゲームだろうか?

一つ取り上げてみた。
砲丸投げ?
いや、砲丸投げは、ひとつしか投げない。
試しに放り投げてみた。
ドスン。
次に、他の球にぶつけてみた。
ガツン。
うむ、どうやら、ぶつけた方が面白そうだ。
ゲートボール?
にしては、重すぎる。
頭の上にハテナマークを灯したまま、その場を去った。

そして10年、
先日、パラリンピックのボッチャを観ていた。

私の記憶が、10年さかのぼったのである。
あの鉄の球は、ボッチャを競った名残りだったのではないか?
競技のボッチャでは、柔らかい革製の球を使っていたが、
原型は、硬い物体をぶつけていたのではないか?

あの時、私はなぜ、誰かを呼び止め、尋ねなかったのだろう?
 「ホワット イズ ディス?」
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  スコットランドの自転車おばあちゃん
# by ishimaru_ken | 2016-09-22 05:52 | スポーツ



石丸謙二郎
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