<おまつり>
これは、釣り用語である。
釣り人の、それぞれの釣り糸が絡まる事を言う。
祭りの際の、てんでバラバラな混乱状態を現したと思える。
この言葉を、今、私は使いたい。
今って、・・私に何が起こったか・・?
いや、いつも起こっているのだ!
洗濯モノを干す時、上の写真のような器具を使うよネ。
プラスチックの輪郭の下に、
洗濯バサミが沢山ぶら下がっている奴だ。
コイツが出番を待っている時、単独であれば問題はないのだ。
問題は、複数のコイツが重なって出番を待っている時だ。
つまり、あなたが何気なく、
その
二つの物体を重ねて置いた時だ。
コイツ等が重なっている状態を想像して欲しい。
洗濯バサミは
引っ掛かる形状をしている。
そのバサミが、お隣の干し器に引っ掛かる。
「あらま、引っ掛かってる」
そう気づいた私が干し器を手に持ち、何とか外そうと振る。
ガシャン、ガシャン、
振れば外れると考えているのだが、
実は振れば振るほど、洗濯バサミ共は、絡み合ってゆく。
例えば、こういう言い方をしようか・・・
振った瞬間、
AとCのハサミは外れたが、
BとDのハサミはむしろ引っ掛かった。
それじゃあってんで、もう一回振った。
すると、
BとDのハサミは外れたが、
今度は、AとEとFとGが引っ掛かった。
ってな具合で、この洗濯干し器は、一旦くっつくと、離れない。
離すには、ひとつひとつ丁寧に、
洗濯バサミを外していくしかない。
「そんなのイヤだ!ワタシは振るんだあ~」
と仰る方もいる。
その方のその干し器具からは、洗濯バサミが
激減している筈だ。
お買い求めた時の半分もハサミは付いていないでしょう。
今、ドキっとしたあなた、後でそお~と、そいつを見てみよう。
そうなのだ、世のお母さん達は、
この
洗濯バサミ器具引っ掛かり問題を、
どうかして欲しいと願っているのだ。
あのイライラを何とかして欲しいと願っているのだ。
これさえ何とかして呉れれば、コクバルさんが、
国の親分になっても構わないとさえ思っているのだ。
(いや、そこまでは・・)