沖縄などの南国に行き、魚屋に行くと、
色鮮やかな魚が並んでいる。
その魚たちを見て、都会の人々が呟く。
赤やら青やら、カラフルな色が付いていて、
とてもじゃないが美味しそうに思えない・・と。
ちょおっと待てえ~~
今、赤やら青やらと仰いましたよネ。
では、お聞きしますが、
「まあまあ
真っ赤で美味しそうな鯛ですことぉ~」
と、言ったのは、誰でしたっけ?
「おうおうブリッと太く、
青々とした鯖だなぁ~」
と、言ったのは誰でしたっけ?
ようは、<
慣れ>ってやつですな。
その色合いが美味いんだよ・・
と幼少の頃から、脳みそにインプットされたのだな。
南国の人々から見れば、タラなんて、土色の汚い魚だよ。
アイナメなんて、食欲を減退させる衣装をまとってるよ。
カワハギなんて、初めての人には、食べるのに勇気がいるよ。
なんで、メバルは暗色なの?
オコゼなんて、食いモノの範疇から外れてるでしょ。
フグの点々模様は、ヤバイぞ。
この観点からすると、南国の魚は、
非常に美味しそうな色合いで化粧をしている。
果物が様々な色合いで、美味しさの競争をしているのに
似ている。
それにしても、アジ君は、
素直に美味しそうな風体をしているなア~
北でも南でも人気NO1だもんネ。
メバル