お酒を呑むのは楽しい。
今日は、全くお酒を飲めない方には申し訳ない話だが、
狂い水と呼ばれる<お酒>の話だ。
私は、毎日お酒を呑んでいる。
お酒・・とよんだのは、日本酒の事ではなく、
ビールだの焼酎だのワインだのと云う、
アルコール全般の事を指している。
つまり、紹興酒も、ラムも、ウオッカも、ウイスキーも、
ブランデーも、テキーラも、アブサンも呑んでいる。
一年中、呑んでいる。
一年でどの位の量かと、問われれば、
リットル、升では言い表せない。
よし、アレを使おう。
<ガロン>
ガロンが、何リットルなのか知らないが、
たぶん、
相当ガロン摂取していると思える。
まさか
バーレルってことは有り得ないと思うが、
随分ガロンである事は間違いないだろう。
その随分ガロンが、体内のある臓器に大変お世話になっている。
云わずとも知れた<肝臓>だ。
肝っ玉がでかいとの表現に登場する肝臓だ。
年季のいったサラリーマンにアンケートを取る。
「あなたが
取り替えたい臓器は何ですか?」
大半のサラリーマンは、<肝臓>と答えるらしい。
リーマンの心臓は、肝臓らしい。
そうなのだ。
人は、肝臓の痛みに気づくようになったのだ。
小学生の頃に、走ると
肺が苦しい事に気づく。
10代の頃は、
心臓がドキドキする事に慌てふためく。
20代の頃に、チクチクと
胃の痛みに気づく。
それを過ぎた頃から、どうも何か違う臓器が腹の中にあって、
良い働きをしていない事を発見する。
酒を呑みすぎた翌日に、顕著に現れる。
(なんか働きの悪い臓器が胸の中にあるゾ・・)
医者の助けをされなくても、実感するようになる。
(なんか、そいつのセイだな)
肝臓が弱っている実感を、ヒシと感じるのである。
さて、私の場合だ。
毎日お酒を呑み続けるのは良くない、と誰もが仰る。
休肝日を設けなさい、と誰もが仰る。
誰もが仰り、私までもが仰る。
「お酒を抜きなさい」
仰りながら、右手には、
ブクブクと泡だったビールグラスを掲げている。
カンパ~イ!
だあってネぇ、あんだけ汗かいたんだから、
ご褒美だよネ~
ゴクゴクゴクゴク!プファア~
岩魚