問題は<ツタ>だ。
昨日もこう書き出して、話が脱線してしまった。
今日は、しっかりその話をしよう。
我が家の周りは、自然公園と言っていい。
勝手な木や草が、好き勝ってに生えている。
そのセイで、夏になると、
精力絶倫系の草がこれでもかこれでもかと襲ってくる。
その代表格が、<ツタ>だ。
どこからともなく、ツタはやってくる。
うん、ほんとに、どこからかやってくるのだ。
その
大元を探ろうと、ツタを手繰っていった事があった。
ところが、
大元は見つからなかった。
なぜか?
手繰って行くと、グルリと回って元に戻ったのである。
恐らく、
初めが無い植物なのではないか・・
奴は、不思議な植物だ。
鎌で、その途中をブチリと千切るとする。
すると、その途中から根が生え、土から水分を採り、
改めて伸びてゆくのだ。
私は、夏中、ツタと闘っている。
ほんの少しでも気を抜くと、ツタが我が家を侵食する。
単位は一週間だ。
二週間は許されない。
よもや、一ヶ月、ツタの存在を忘れていると、
我が家はツタに飲み込まれた、と言ってもいい。
ましてや、三ヶ月、放って置いたらどうなるか・・
「ここってさ、廃屋だわネ」
通行人に見咎められる。
あの歌を聴くたびに、あごに手をやる。
「♪~ツタのぉからま~るチャペールで~♪」
はは~ん、最初の一ヶ月で、闘いに負けたナ!
ツタの仲間冬瓜の実