「イシマルさん冷たい甘いの好きですか?」
質問しているのは、ウインドサーファーの
ツッシーである。
『まあ、好きだけど・・』
応えた私は、本栖湖の湖畔でキャンプをしている。
ハイエースを皆で、何台も並べて寝泊りしている。
いわゆる、ペンション車=ペンクルである。
私の応えを聞くや、ツッシーは、
ハイエースの中をゴソゴソやり始めた。
そして、取りだしてきたのが、コレだ。
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かき氷>
かき氷をキャンプで拵えると言う。
ミツも、レモン、イチゴ、宇治、ミルク、あずき餡と
ずらりと揃っている。
え~本格的じゃ~ん!
そう云えば、ツッシーがハイエースをゴソゴソやりだすと、
色んなものが出てくる。
簡易ライトや、カーテンの類、後部に張り出すテーブル。
思い出せば、冬には、屋外で楽しむ炬燵も造っていた。
寒風吹きすさぶ外で、炬燵に入るのだ。
真冬のキャンプの楽しみのひとつとなった。
ツッシーのハイエースには、まだまだ秘密の仕掛けがあるらしい。
次の玉手箱が楽しみだ。
何が出てきても、驚かないように心構えだけはしておく。
「
ピザ窯が出てきても驚かないぞ!」
と腕組をしたら、
隣に止めてある、ツカちゃんのハイエースから、
ピザ窯が出てきた。
すご過ぎ・・・
ところで、ツッシーの自宅そのものには、
炬燵も、かき氷器もないんだろうな。
ボディドラgッグというウインドの技