北海道に来て、ずるいな・・と感じることがある。
それは・・
<白樺>
当たり前のように白樺の樹が生えている。
いつかどこかで見た絵画にあった白樺の林が、
その絵のまんま繁っている。
ずるいなあ・・
どこをどう写真に収めても、絵になるじゃないか!
白樺さえあれば、
ただの家が、おしゃれに変貌する。
北国の家のおしゃれ度は、白樺が、80%を担っていると
言い切っても構わない。
それがやりたくて、東京都内の家に白樺を植えている方がいるが、
大概うまく育たず、白樺ではなく、茶樺に成り下がっている。
これは、
日本で白樺が育たない地域に住んできた私の嫉妬である。
南に行けば行くほど、白樺がなくなる。
ところが、南も遥か南に達すると、
白樺の代わりに、コレが登場する。
<
ヤシの木>
真っ青な海、白い砂・・の浜辺にヤシの木が生えている。
誰ぞの建築家が、
見事なバランスで置いたとしか思えない生え方をしている。
ヤシの木が植わっているだけで、
何でもない家屋が、急にハイカラになる。
(ハイカラは古いな)
ヤシの木は、大いなる嫉妬の対象となる。
そのうち、白樺もヤシの木も生えない地域に住んでいる人が、
審判となって、
<白樺VSヤシの木> 選手権を開いて貰いたい。
あなたは、どちらの味方だろうか・・?