<函館朝市>に、人は何をしに行くか?
《財布の中身の減り方を心配しに行く》 ・・と、昨日述べた。
今日は、はっきり明言しておきたい。
人は、函館朝市に、
《夢の食べ物を食べに行く》
夢の食べ物とは、なんぞや?
それは、ご自宅では、勇気がなくて実行出来ない食事である。
では、朝市を歩きながら、その代表を紹介しよう。
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ウニ丼>
ご飯の上、全面がウニに覆いつくされている。
食べても食べても、ウニがご飯にまみれる。
一生に一度、ウニだけをオカズにご飯を食べたかった・・
という夢がここで叶えられる。
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イクラ丼>
ウニがイクラにとって代わる。
ウニに無かった甘い塩分がご飯に合う。
ウニのネッチョリ感を嫌いな方は、迷わずコチラを選ぶ。
食べている人の口元を見ると、唇と舌が真っ赤に染まっている。
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ウニ、イクラ丼>
ご飯の上の土地が、大量のウニとイクラに埋め尽くされている。
生涯二度と、函館に来ないだろうと予測される方が頼んでいる。
ウニ丼、もしくはイクラ丼しか食べなかった方が、
後日後悔しない為に、編み出された丼だ。
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ウニ、イクラ、カニ丼>
後悔が、カニにまで及んだ丼だ。
「しまった、なぜあの時、カニを入れとかなかったんだろう!」
地団駄を踏みたくない方の為に作りだされた。
ただし、それぞれの単品が、
3分の1に減ってしまった現実に、
密かに今、地団駄を踏んでいる。
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ウニ、イクラ、ホタテ丼>
ホタテが、殊のほか好きな方がいるらしい。
ホタテにさして興味のない私には、
なぜ、ここにホタテが登場するのか分からない。
その証拠に、ホタテしか入っていない<ホタテ丼>は無いぞ。
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欲張り丼>
とにかく、朝市で売っている生の魚介類をてんこ盛りにしている。
《ウニ、イクラ、カニ、鮭、ホタテ、ボタンエビ、ホッキ貝、
イカ、北海タコ》
さあ、アナタはどの丼を食べたいですか?
私? ふふふ、プロは丼には手を出さねえだよ。
(なんのプロやねん)
それはねえ・・・あっ、紙面が切れた・・