上の写真、何をやっているのでしょう?
答えは、
<刀削麺(とうしょうめん)の刀>を作っている。
ついに、自分で作り始めたのだ。
もう、待っていられなくなったのだ。
知る人ぞ知る、私の刀削麺造り。
知らない人は全く知らない、私の刀削麺造り。
知る人は、私が横浜中華街まで通って、
刀を拵えて貰った事実を知っている。
もっと知っている人は、
その刀が、
役に立たなかった失敗作だった事も知っている。
私は待ちきれなかった。
刀を作ろうと考えた。
刀を作れる人になろうと思った。
ホームセンターを探していると、ソレはあった。
<ステンレスの板>
この年まで、ステンレスの加工に携わるとは思わなかった。
この年まで、サンダーと呼ばれる、金属を切断する道具を、
手にするとは思わなかった。
金属を高速回転で切断すると、火花が噴き出て、
非常に危ないという事を、この年で知った。
火傷の予防に、オートバイのヘルメットを被った。
誰が見ても、
危ない人になった。
危ない人は、けたたましい音量を発し、
ご近所にご迷惑を撒き散らし・・
ほんの手の平ほどの大きさの、物体を作りだした。
汗を拭いながら、私はこの刀を、こう呼ぶことにした。
<
ショウメン一号>
「うわ~ダッセえ名前・・とか言うなよぉ~」