「おほ~あれは、ひょっとして?」
ある駐車場に、トラックが停まっていた。
周りの外装が、ヘンテコである。
近づいてよくよく見ると、なんと、
ソーラーパネルではないか!
運転席の前面以外、すべての面を、
ソーラーパネルで覆い尽くしているではないか1
ついに現れたのか!
《ソーラートラック》
ソーラーカーが市販されないものか・・
と待ちわびていた身にとって、
このトラックの出現は、痺れる朗報である。
窓の必要のないトラックこそ、
ソーラーパネルを張りめぐらすには、最適なのだ。
「これだけ張り巡らせば、相当発電するのだろうな?
エンジンは電動かな?」
呟いていたら、隣に立っていた物知り友人が喋り出す。
『冷暖房の補助くらいかな・・』
「え~そんなもんなの?」
『まだまだ、ソーラー効率は、大した事ないんだよ』
「トラック走らないの?」
『あ~無理無理』
そうなのか、無理なのか・・
エンブレムを確かめると、<日野のトラック>である。
日野さんが、試験的に作ったのだろう。
偉いじゃないか。
我が家のハイエースにもソーラーを貼りたい・・
なんなら、ソーラー服を着て歩きたい・・
と願っていた私としては、
日野さんの先駆けに、にんまりしている。
よし、次は、
<ソーラー列車>だな。