<笑刻家(しょうこくか)>なる人がいた。
そこは、静岡県焼津市の、とある自転車屋さんであった。
自称<笑刻家>は、自転車屋のご主人だ。
この方、14年ほど前のある日、木彫りの彫刻に目覚めた。
目覚めた挙句、ウイットの効いた木彫りを始めた。
ウイットと言えば、聞こえがいいが、
ようは、
駄洒落である。
言葉の遊びと云っても良い。
ところがどっこい!
悪い言い方をすれば、「ふざけた」遊びが、
木彫りの彫刻に姿を変えると、
実に、見事な
笑いを生むことが分かった。
ひとつの作品に、二週間以上も掛けるそうである。
これまで、140点以上作ってきたそうである。
日本のアチコチで展覧会も催しているそうである。
少なくとも私は、その工房で、ず~と笑い転げていたのである。
その様子は、この番組で・・
3月14日;7:30~8:00 日本テレビ系列
<遠くへ行きたい>
では、笑刻の一部をどうぞ~
《サイは投げられた》
「賽は投げられた」
賽とは、サイコロである。
ルビコン川を渡る際に、シーザーがそう言ったのだネ。
「ここまで来たからには、結果はどうなろうと、
突き進むしかない」の意だ。
サイも
まさか投げられるとは思ってなかっただろう。
おやじも
まさか投げられるとは思ってなかっただろう。
では、この作品の題名は、何でしょう?
答え;
《電柱でござる》
「殿!殿中でござる」
赤穂浪士の赤穂の殿様、浅野匠の守のご乱心を、
必死で止める忠臣。
「殿!それは、吉良上野介では御座いません!」
誰が見ても、電柱でござる!