<縦走>
山の頂上から頂上へと、
稜線を歩いて移動していく事を云う。
いったん麓まで、下ったりしないので、足腰には易しい。
とはいえ、高低差のある縦走だと、辛い山岳となる。
北アルプス縦走などでは、
300~500mの高低差は普通だ。
しかし、縦走の楽しみは何と云っても、
<景色>である。
2000m以上の山々では、
木々が低くなり、まばらになり、
遠くの山や、谷、海、町並みが見渡せる。
どの位遠くが見えるかと云うと・・
晴れていれば、
30kmは、なんなく見える。
50kmも、余裕だ。
東京から、富士山が見えるが、アレで、
直線距離
100kmと考えていい。
さらに、空気が澄んだ早朝となると、
200km。
富士山の頂上からだと、
300kmを超える。
200キロ、300キロと云われても、
想像がつかないアナタに説明すると、
200キロは、白鳳が、160キロだから・・
(失礼!)
富士山から西に行くと、名古屋を超え、
四日市市辺りが見える計算になる。
北に向かうと、日光も尾瀬も超え、
日本海に飛び出してしまう。
さほど、人間の目という奴は、素晴らしい。
甲武信(こぶし)岳の頂上から、
200km先の北アルプスの、
<白馬岳>の山容がくっきり見えた。
双眼鏡で覗けば、山頂で、旗でも振ってくれれば、
見えたかもしれない(かな?)。
さあ、アナタも山に登って、
200キロ超えに挑戦してみませんか?
250キロったら、小錦ですぞ!
(失礼!)