<グミ>好きである。
果物の中で、一番の好物と言っていい。
グミって、知ってる?
お菓子のグミじゃないヨ。
上の写真見て、
「ああアレか」と、思わなかった方は
グミを知らない。
「ああ、アレだ」と、思われた方は、
ツバが込み上げている。
甘酸っぱく、少し
舌が痺れる渋みもある小さな宝石である。
グミ好きな私は、庭にグミの木を植えた。
植木屋が、言う。
「あんた、実は成らんで」
『え~成らないのお~?』
「まず成らん、難しい」
難しかった。
植えっぱなしにしていたのが、いけなかったのか?
10年間に2個か3個しか成らなかった。
グミ好きの舌は飢えっぱなしだった。
ダメな子・・じゃなくて、ダメな木を叱りつけたりした。
「キイウイに植え替えるヨ!」
ひどい言葉も吐いた。
キイウイ好きなのもついでに、バレた。
で、今年の初夏。
おお~なんという事だ!
キレイな実が、成っているじゃないか!
大量とは云えないが、苦しんだ年月に比べれば、
立派な数の実である。
キイウイを見返したかったのであろうか、
緑の葉っぱの間にぶら下がる姿は、凛々しく、
愛らしくもある。
早速、収穫をする。
ひいふうみい~
むっつも手に入れる事が出来た!
まだ紅くないのがいくつかあるので、楽しみだ。
さあ、お味鑑賞・・
口に放り込む。
真ん中の細長い種を舌で、取り出す。
ブッ
ん・・?
渋い・・
顔がひん曲がる。
君たちね、沢山収穫できたのは、褒めてあげるけんども、
早く、キイウイを見習いなさい!
グミ アメリカンチェリー プラム