彫刻は好きである。
彫刻の美術館があると、入りたくなる。
<箱根彫刻の森美術館>
40年ちょいと前に出来た美術館である。
出来た当初、すぐに行った。
行って、?マークが浮かんだ。
<館>と名前が付いているのに、オープンエアな場所に、
彫刻が、無造作に置いてある。
さらに、文句をつけるなら、
<森>と、銘うっているのに、
芝生だらけの<丘>じゃないか!
ちゃんと名づけるならば、
<彫刻の丘美術場>
さて、うん十年ぶりに、訪ねてみた。
思わず、
ハッシと手を打った。
樹木が生い茂っている。
丘が、森に変身している。
そうか、製作者は、未来を予測して、
この森を拵えたのだな。
そして彫刻たちは、40年そこらでは、色もアセなければ、
形状も変わらず、そのままをキープしている。
という事は、未来永劫、石や、金属で出来た彫刻が、
残り続けるという按配だわな。
木はどんどん生まれ変わり、人も変わり、
たとえ、美術館が、閉鎖されても、
残り続けるんだナ。
もの凄く未来に・・
ジャングルと化した箱根を冒険した未来人は、
この遺物を発見して、何を思うだろうか?