「タイマ、栽培してるんですけど・・」
タ・タ・タイマ・・?
<大麻(たいま)>?
「タイマって、あの大麻ですか?」
『その大麻です』
応えているのは、栃木県のある町の、親父さんだ。
「そういう事、言っていいんですか?」
『ええ、だって、昔から栽培してますから』
「法律・・的にはあ・・?」
『毒、ありませんもん』
「へ?」
『長い間の品種改良で、全く毒性が無いんですワ』
「ホア~とか、フワ~とか」
『あら~せんナ』
「大麻って?」
『麻ですわナ』
そうだったのだ。
麻だったのだ。
麻の紐、麻の服、麻の帽子なのだ。
『神社のシメ縄は、麻じゃな』
「へえ~」
『横綱のもナ』
「ほお~」
伝統技能により、大麻の正しい使い方を守っている、
農家の方がいらっしゃるのだ。
『麻は、絹より丈夫じゃナ』
「ですか・・」
『食べられるしナ』
「へっ?」
『七味唐辛子に入っとろうが』
「はいはい」
『間違って使うてはいかんゾ!』
「使いません!し、使ってません!」
『みんなに言うてナ』
「言います、言います」
聞いたかあ~みんな!
by ishimaru_ken
| 2010-10-09 03:53
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