元来、キャンプ用のイスだったものが、
普段の生活に使われるようになって久しい。
<折りたたみ簡易椅子>とでも呼ぶのだろうか。
売れるモノは、安くなる。
今では、1980円も払えば、
充分機能的な製品が出回っている。
その中で、本日問題にしたいのは、この写真のタイプだ。
イスの横に、折りたたみテーブルが、固定されている。
畳んでいる時には、問題が起こらないのだが、
テーブルとして、使いだすと、騒動が起きる。
激しい騒動が勃発する。
テーブルであるからして、当然モノを乗せる。
例えば、缶コーヒー。
飲みかけの缶コーヒーを何気なく置く。
とても便利だ。
ところが・・
「イシマルさ~ん、ちょっと手前に移動して貰えます?」
声を掛けられる。
ほいな っとばかり、
中腰になり、両手で手すりを掴み、イスを持ち上げる。
ガシャンッ!
缶コーヒーが落っこちるのである。
固定テーブルに乗っけていたのを、
忘れたのだ。
辺りに、コーヒーの飛沫がまき散らされる。
「いくらなんでも、忘れるなんて」
いえいえ、人間は、
忘れる動物である。
こんなものでは済まない。
しばらくして、紙コップにコーヒーを入れたモノを、
やはり、横テーブルに置いている。
「さっきこぼしたネ、気をつけなきゃネ」
一応、自分に念をおす。
そして、しばし・・
「おっ、ココ陽が当たり出したナ、ちょっと前に・・」
腰を浮かし、イスを・・・
バシャッ!
紙コップが落ちた。
再び、コーヒーをぶちまけた。
ふむ、人間は忘れる動物であり過ぎる。
この話を聞いて、
「そうそう、私もソレ、
一日に3回やった!」
思わず、手を叩いたアナタは、正常です。
4回やった私が言うのだから、間違いない。
5回やった人がいたら、それは・・どうかな?
6回やったという人とは、意見交換したくない。
それから、下の写真イスの場合、こぼれる際に、
自分の服にかかる可能性があるから、気をつけナ~