<銀水洞> (ぎんすいどう)
沖永良部にある鍾乳洞の名前だ。
昨日、
《とびだせ科学くん》のテレビ番組で紹介した巨大洞窟だ。
ほとんど人が入っていない、探検洞である。
入り口から出口まで、3キロの距離がある。
途中の支道までいれると、相当の距離になる。
ところで、洞窟に入った事があります?
観光洞に入ると、照明があるので、
遠くの方まで見えるでしょ。
ところが、自分だけの照明を持ち、洞窟に入ると、
近くのものしか見えないのだ。
5mも離れれば、ぼんやりとした輪郭しかわからない。
例えば、直径50mの空間に自分がいるとする。
電灯をあちらこちら向けても、
向けた場所が映し出されるだけだ。
そこで、
どうしても見たい人はこうする。
大量のバッテリーを運ぶ。
高出力の懐中電灯を持ち込む。
そいつを、広い場所で、いっきにつける!
100m先まで照らしだすのだ。
地下世界を、照らしだすのだ。
その時、我々は気付く。
今照らされたこの美しい空間は、数百万年間、
<闇>に包まれていたのだ。
今、初めて光で照らされたのだ。
真っ白い鍾乳石や、フローンストーンは、
地球誕生以来、未だに誰の目にふれることなく、
地下に、ただただ存在していたのだ。
いや、成長し続けていたのだ。
その絶景が、照明器具という人間の道具によって、
初めて、明らかになったのだ!
ただし、これだけは、言っておく。
閉所恐怖症と、高所恐怖症の方だけは、ダメだな。
パニックになったら・・
帰れないからネ。
テレビでは、紹介しきれなかった怖い場所を、
明日教えよう。
巨大フローンストーンのある大空間