友人、デザイナーでウインドサーファーの
ばたやんは、
海外との仕事は、メールでやりとりをしている。
とても良く仕事が出来る、
ある国の方から、
非常に丁寧なメールが送られてくる。
素晴らしくいい人だそうだ。
そのメールを覗かせて貰った。
あまりにも面白いので、
許可を得て、全文紹介させていただく。
(*傍線、太黒字、イシマル注)
~~~ ~~~ ~~~
「いつもお世話になってる○○です。
時間の経つのが早いですね。
寅の年が終わって、兎の年がきました。
私は、2月14日職場に戻ってくる予定です。
ここで、
貴様に新年のご挨拶をさせていただく。
貴様の健康とすべての願いが叶うことを祈る。
過去一年間いろいろ応援をしてくださって、
本当に有難うございます。
去年8月から共有する月報は足りないとのことがあり、
本当に申し訳ありませんでした。
今年の主要な仕事を毎月きちんとです。
新しい一年に、デザインは貴様主導のデザイン業務に、
もっと参加していきたいです。
グループのチームワークはよく鍛えて、
互いに協力することも、もっとうまくいきます。
丈夫な基礎を作りました。
業務をきちんとやると同時に、
貴様の開発業務にもっと加入させていただけませんか。
貴様は判ったか。
しかし今まで固定な窓口がないので、
連絡と情報共有の時は邪魔になります。
貴様は協力してくださって、
安定的な窓口を設定していただけませんか。
足りないところがあれば、私達はできるだけ改善します。
繰り返しもあるが、新しい一年が参って、
貴様のご健康と願いが叶えるとのことを祈ります。
兎のように生き生きして、
元気な毎日を過ごして
ね。以上。」
~~~ ~~~ ~~~
う~む、
この方は、どこで日本語を習ったのだろう?
というより、誰が教えたんだ?
とても丁寧で、最近の日本人が使わない言いまわしを知っている。
私が子供の頃、大分県の田舎では、
近所の爺様を呼ぶときに、敬意を込めて、こう呼んだ。
<貴様(きさま)> <お前様(おまえさま)>
しかし、現在では、誰も呼ばない。
<キサマ>は、現代では、喧嘩における二人称だろう。
ですますでまとめておきながら、突然!
《貴様、わかったか》
きっとこの方は、文章の最後に、
Are you OK
と書きたかったのではないか?
それを直訳しているのではないか?
不思議なのは、ばたやんだ。
毎度毎度、この文体メールが送られてくるそうだが、
訂正をしないで、済ましている。
それにしても、メールの最後の最後だけ、
<ね>で、終わっているのはなぜだろう?