昨日、鯛の塩焼きを食べて貰った。
では、本日はさらにほっぺたが落ちる、
鯛の食べ方を教えましょう。
<鯛の骨蒸し(こつむし)>
本日の、食材は鯛の頭だ。
「え~そんなの手に入らな~い!」
「入ったとしても、高~い!」
おほほほ~
イシマル料理教室の私が、手を口にあて、微笑んでいる。
あ~ら、そんな事ござあせん事よ。
今から、スーパーの魚売り場に行ったんさい。
正規の売り場の片隅、もしくは、カーゴに乗っかっている
売り捨て品に近い物品にコレがある。
《鯛のアラ》
鯛のおかしらを真ん中からぶった切って、
ラップに包んで売られている。
安い。
立派な鯛も、頭は人気がない。
だから安い。
一匹で買うと、4000円する鯛が、
頭だけ買うと、100円だったりする。
ウソだと思うなら、すぐにスーパー行ったんさい。
ほんで、買ってきんさい。
まずは、ウロコ取りだ。
専門のウロコ取りを持たないというなら、
スプーンでOK.
顔に付いている小さなウロコを、
しっかりコソギ落としましょう。
落とすのに5分以上かけましょう。
この
ウロコ落としの行為しだいで、
旨いまずいの評価が分かれる。
次に、水でしっかり洗いましょう。
髪ナプキンなどで、水気を取る。
大きな皿にのせ、塩を多めのパラパラ。
30分寝かせる。
深めの器を用意し、ネギをしく。
頭を並べ、しょうがのスライスとコンブを乗せる。
その上から、日本酒を軽くかける。
軽くが解らない方は、いい加減にかける。
で、それを蒸し器に放り込む。
蒸し器は、完全密閉しないように少し隙間をあける。
(酒を逃がすため)
15分で、出来上がり。
ポン酢をかけていただく。
骨まで、しゃぶって食べる。
目玉好きには、最高の一品。
目玉嫌いでも、周りのコラーゲン質や、
ふくよかな身をアフアフと、頬張るがよい。
「コレは食べられるのかな?」
などと、心配するべからず。
硬い骨以外、全て飲み込める。
通りかかった猫が、見向きしなくなるまで、いぎたなく
しゃぶるがよい。