私は木を切っている。
高い木の上に登って、木を切っている。
チェーンソーを握っている。
ノコギリでも危ないと云うのに、
チェーンソーを樹上に持ち上げている。
地上で扱っていても、
「くれぐれも気をつけて!」
釘を刺される。
よもや、地上10mの高さで、エンジンをかけると、
「くれぐれ」くらいでは済まない。
10秒に一回、
「大丈夫かあ~?」
声がかかる。
かけられた私に聞こえるワケがない。
なんせ、大音響でけたたましい音をたてているのだから・・
「
いざとなったら、チェーンソーは投げ捨ててネェ~!」
なにが、
いざかはいざ知らんが、
今のところ、
いざは起きていない。
常に、安全確認だらけの木の上だ。
チェーンソーは数時間使っていると、切れなくなる。
自分で歯を研ぐ。
チェーンに付いている歯を、ヤスリで研ぐのである。
チェーンソーを発明した人は、天才だな。
ノコギリとチェーンソーの差は、
洗濯板と洗濯機より大きいような気がする。
自転車とオートバイより大きいような気がする。
だって、いくら大量な汚れ物でも、洗濯できるし、
自転車で、日本一周も出来るが、
直径40センチもある
生木は、
ノコギリでは切れんもん。
こりゃ、凄い切れ味だってんで、
薄く輪切りにして、現在、テーブルプレート製作中。
出来次第お見せする