昨日、<お酒は送っていいのか?>
疑問を投げたのだが、答えが返ってきた。
東北出身で、家族が被災したその方は、
辛いながらも、メールで、言葉を紡いでくれた。
「港町ブルースは、亡くなった父の愛唱歌です。
♪~みぃなとぉ~みやこ、かぁまいしぃ、
けぇ~せんぬぅまぁ~♪」
いま、歌ってみた。
涙腺が緩んでくる。
《お酒を送っていいのか?》
しかし、彼女はこうも言う。
「飲み屋で働く友人によれば店を開けたら、
喧嘩が起きそう」
ふむ、そうだろう。
ストレスは、限界まで高まっている。
我々は、<差し入れ>という文化を持っている。
差し入れする時に、宅急便で送りつける奴は無粋だ。
自らの手で運んでいくのが、本来の姿だ。
「些少ですが、いっぱいやって下さい」
一升瓶をぶら下げ、たまたま来たテイを装い、
車座になって、グラスを傾ける。
「まあまあまあ・・」
しかし、今、たまたまでは行けない。
じゃあ、どうする?
私達は、
待たなければいけないナ。
助けたいという気持ちを、キープしなければならない。
<
待つ> <
キープする>
この難しい命題に挑まねば!
「♪~みぃ~なと~港、はぁちのへ~♪」
『イシマルさん、八戸は歌われてません』