今日は、沢山の写真を披露することになる。
洞窟好きが、日本国内をさまよう。
今回、さまよったのは、岡山県だ。
山口県がカルスト台地で有名なのは知っていたが、
岡山県が有数のカルストをかかえ、
数々の洞窟を地下に隠し持っているとは知らなかった。
<井倉洞> (
いくらどう)
まず、入り口に圧倒される。
川が、140mの
垂直の絶壁を拵えてしまったようだ。
その絶壁の真ん中辺りから、水が噴出し、
滝となっている。
洞窟好きは、ピ~ンと来た。
アノ中に、水が削って出来た長大な地下洞がある筈だ。
ピ~ンと来た人は、昔もいたらしく、
探検し、今では、観光コースが出来ている。
この洞窟の特徴は、
タテ穴である。
最大50mの高さのタテ穴が、
地中に、ポッカリあいている。
16階建てのビルがスッポリはいる高さである。
下から見上げると、あまりの荘厳さに、
涎が出ているのに気付かないほど、口を空けたままだ。
そして、驚くのは、
そのタテ穴を登らせてくれるのである。
建築屋さんが、セイをだして、
階段を拵えてくれている。
50mの高さまでたどり着くと、
今度は、穴ポコを見下ろすようになっている。
もし、反対から来たとしたら、
突然、地の底に落ちてゆく、50mの、
得体のしれない空間に遭遇するところであった。
直径8m、深さ50mの穴ポコを想像してください。
それを、
真上から身を乗り出して覗き込んでいると、
思って下さい。
「ロープさえあれば、底に降りていきたい」
その思いが浮かんだ人は、いいケイバーになるよ。
井倉洞・・
高低差100m
総延長1200m
凄いぞ、偉いぞ、岡山県!
ん・・?
カーナビの隅っこに、洞窟の名前が書いてあるぞ!
ち・近い!
出口へは、人口のトンネルをこれでもかこれでもかと降りてゆく