「ああ松原や松原や」
芭蕉が詠った松原が、早くも詠いだした。
「皆さん来て下さい」
観光地として、再開したとの宣言をした。
不肖イシマル、災害が起きた時には、
その後、しばらくしてその地を訪ねるようにしている。
しかし、いつもこの言葉が気にかかる。
「そんな時に行ったら迷惑でしょうが!」
そうなんです。
僕ら日本人の基本的な考えとして、
<そんな時、迷惑>
よし、この考え方を覆すべく、
被災した側からの考え方をしてみよう。
被災金は、必要だ。
自衛隊や、ボランティアも必要だ。
しかし、最も必要なのは、
人の流通である。
人が、訪ねてこないほど淋しいものはない。
人が動けば、何がしかの活気が生じる。
お金も落ちる。
なにより、人が訪ねて行けば、
「おもてなしをしなければ・・」
という日本人本来のエネルギーが湧いてくる。
被災地の方に、
親切にするのも大切だが、
親切にされることを、これから考えていかなければ・・
そい云えば、松島に生息するカモメはどうしているだろう?
彼らは、
カッパえびせんを主食としている。
観光船の上から、観光客が放るえびせんに目がない。
「ボクはえびせんで育てられました」
えびせんで大きくなったカモメすらいる。
この2ヶ月、魚を捕まえる学習をしただろうか?