中央高速の河口湖インターが面白い。
インターの音声が面白い。
山梨県にあるインターなのに、
音声ガイダンスの女性の声は、
<関西弁>なのだ。
<2350円です>
「にせんさんびゃくごじゅうえん、ですぅ」
え~とネ、関西弁をカナ表記できないので、想像して下さい。
関西の方は、疑問も抱かずに読んで下さい。
(なぜ、山梨県で、関西弁なの?)
当然の疑問が湧く。
すこしだけの関西弁ではない。
バリバリの関西弁のイントネーションなのだ。
音声収録をする際、誰も疑問に思わなかったのだろうか?
「おたく、どこ出身?」
質問すら出なかったのだろうか?
イシマルが、
大分弁でナレーションをやったら、
どうだろう?
「明日ん車窓は、パリに行きよるけんなぁえ」
すぐクビになる。
この河口湖インターを通過するのが楽しみ
だった。
今、
だったと述べた。
そうなのだ。
ある日、あの関西弁案内が、無くなったのだ。
普通の標準語になったのだ。
誰かが、文句を言ったのかもしれない。
小言をたれたのかもしれない。
私はがっかりしている。
「ちっ、つまらねぇ只のインターに成り下がりやがって・・」
楽しみが奪われてしまった。
石川啄木も言っているではないか!
《関西のナマリ懐かし、河口湖インターにそを聞きに行く》
間違いや失敗は、慌てて訂正すればいいものではない。
ヘンテコなモノが、
世の中を柔らかくしているのかもしれない。