映画館で、SF映画を観ている。
昨今の映画は、3Dとドルビーサウンドで、
身体全体を揺り動かされる。
まるで、その事件現場にいたかのような激しさに襲われる。
<スーパー8(エイト)>
<トランスフォーマー3>
この2本を立て続けに観た。
そして、わかった。
アメリカ北東部は、破滅したナ。
壊滅に追いやられたナ。
ゴジラやガメラが、国会議事堂をぶっ壊した比ではない。
無茶苦茶にしちまうのだ。
日本映画特撮の元祖、円谷英二さんがご存命であれば、
思わず、叫んだに違いない。
「奴らは、ビルに対する愛情がない!」
高校まで、大分県の田舎町で育ったけんじろう君は、
17才で東京に出てきて、初めて高層ビルなるものを見た。
30階、40階建てのビルを見た。
そのビルとは、けんじろう君の中では、
ゴジラが壊していたソレだった。
東京タワーも見た。
それこそ、モスラがへし折って、繭を造っていたアレだった。
あっちのビルも、そっちのビルも、
ウルトラマンが怪獣と戦う最中に、ドカンドカン破壊していた。
「あんなに、毎週壊したら、東京はもう終わりだな」
素直な感想だった。
アメリカの子供達は、どう思っているのだろうか?
ニューヨークやロサンゼルスやシカゴは、
いったい何百回壊滅させられた事だろう。
地球は、何千回、滅亡の危機にさらされたのだろうか?
あと数秒で、なんど救われた事だろうか・・
追記;<スーパーエイト>の子供達は、面白い!
JAXA 宇宙科学研究所