「イヤッホ~!」
バキュ~ン!バキュ~ン!
西部劇で、荒くれ者が、空に向かって拳銃を、
ぶっ放す!
しかし!
映画を観ていて、常々、その行為に意義を唱えていた。
「それ、おかしいやろ!」
時は経て、現代・・
「イヤア~~!」
ダカダカダカ!
戦いに快勝した戦士が、機関銃を、
空にぶっ放す。
興奮のあまり、空に向けてぶっ放す。
そんな映像をよく見るよネ。
ん・・?
ソレって、いいのだろうか?
ダカダカと飛び出したタマは、どこに行くのだろう?
空に向かって、無責任に発砲している。
狙ってはいない。
とするならば、
いつかタマは落ちてくる。
いつかどころか、初速に近い速度で、タマは落下してくる。
空から降ってくる殺人弾丸であることは、間違いない。
ダカダカダカダカ
興奮した群集が、皆撃ちまくる。
空に、
大量の弾丸がぶち撒かれる。
ぶち撒かれた数だけ、空から降ってくる。
問題は、ココが戦場ではないと云う事だ。
やっと平和が訪れた街で、
ダカダカダカとやるのだ。
空から、ダカダカダカと降ってくるのだ。
当ったら死ぬかもしれないのだ。
「イヤッホ~!」
いやいや、イヤッホ~とか言ってる場合じゃないのだ。
アナタが撃った弾丸は、間違いなく地上に降ってくる。
確率的に、誰かに当る。
それを、裁判用語ではこう言う。
<未必の故意の殺人>
アレは映画だけにしようヨ。
ダカダカダカ