<登りたい>という気持ちを表現してみよう。
「おお、あんな岩があるじゃないか!」
「うわあ~思ったより、凄まじい岩峰じゃないか!」
「よし、まず、取り付こう!」
「うんこらしょ・・いけるかな?」
「よおっしゃ~!」
と登り始める。
考えてみれば、登りたいという気持ちは、
子供の頃と何ら変わらない。
いつでも、衝動である。
子供の頃、岩を見れば、登りたがった。
登れるかどうかは、関係ない。
まず、
「登りたい!」という気持ちありきだったのだ。
猫と一緒で、降りることなど考えていない。
実は、降りる方がよっぽど難しいのだが・・
人間の身体は、
降りるように進化してこなかったとみえる。
四足動物がバックがヘタなのと、同じだ。
サーカスでは、
馬が後ろ向きに歩くだけで、芸になる。
前の両膝を、折り曲げて地面に付けただけで、拍手される。
よもや、寝転ぶと、オヒネリが飛んでくる(わけないナ)。
人間はよく考えたもので、
登りは
最も難しいルートに、挑戦し、
下りは、
最も易しいルートを探す。
易しいルートが無い場合、ロープで降りる。
それをインチキとは云わない。
<安全>と呼ぶ。
<安全第一>
なにが悪い!