「ざけんじゃねえ!」
「んだとう?」
「っぺん言ってみろぃ!」
コレは、言葉の省略系である。
興奮しているあまり、短縮形にして、口から出ている。
頭の文字が欠落するのだ。
「ふ」が抜けたり、
「なん」が抜けたり、3番目なんて、
「もういっぺん」の
「もうい」の三文字が抜けている。
でも意味は、むしろ通じる。
「ったくよう」
は、すでに日本語として、市民権を得ている。
「かってるわよぉ~」
前に、「わ」を真面目に付けている方の方が珍しい。
この短縮形・・
本人
がいらだっている時に発した口語だと解かる。
世のお母様は、お子様にいらだつあまり、
超短縮形を駆使する。
「って、言ってるでしょう!」
ふむ?
っての前に、何と言ってるのだろう?
『片付けなさい』
『やめなさい』
『食べなさい』
『いいかげんにしなさい』
省略した文章はどんどん長くなる。
反対に、お母さんの叫びは、
究極の短さにたどり着く。
この言葉が出ると、子供はゆうことをきく。
「
ってるでしょう!」