「イシマルさん、バンジージャンプ好きでしょ」
『嫌いだもん』
「え~?だって、冒険好きなんでしょ?」
「イシマルさん、ジェットコースター好きでしょ」
『嫌いだもん』
「え~?だって、激しいもの好きなんでしょ?」
嫌いなのだ。
なぜか?
《他力本願》
バンジーも、ジェットコースターも、我が努力は何もない。
すべて他力本願、なすがまま。
それが、嫌いなのだ。
たとえ、どんな危ない場所でも、
自力で行くのは、怖くない。
ところが、自分の能力は全く無視して、
遊具に振り回されるのが、苦手なのだ。
遊具に、運命を委ねるのが嫌いなのだ。
「え~?以前、遊具みたいな沖縄の小型飛行機で、
興奮してたじゃないですか?」
うん、してた。
飛行機の類は、元々好きなのだ。
だって、文明の利器だもん。
他力本願だが、いざとなったら、
なんとか成る様な・・成らない様な・・
この
何とか成る様な感が大切である。
人は、
何とか成る様な感で、
生きてるような気がする。
おっ、今、凄い事を言ったかもしんない。
バンジーとジェットが嫌いなのは、
何とも成らない感に満ちているセイかもしんない。
何とか成るヨ、日本!