さ、サンマの季節がやってきた。
まずは、北海道産から始まる。
スーパーに並ぶこの時期の北海道産サンマは、
見事にプックラ太っている。
胃袋にも、ウロコが入ってないので、内臓も食べやすい。
さて、サンマは炭で焼くに限る。
面倒くさいと思わずに、七輪に炭をおこす。
「え~七輪だと、頭と尻尾がはみ出るじゃな~い!」
いいのです、はみ出て。
はみ出るからこそ、
真ん中のプックラの部分との焼きむらがなくなるのだ。
アミは2枚あるといい。
上下に挟み込んで焼く、
裏返す時は、アミごとひっくり返す。
それによって、アミに皮が張りついて剥がれ、
みっともない姿にならなくてすむ。
問題は、ウチワだ。
扇ぎ方だ。
バタバタと上から、扇ぎ続けないと、
すぐに真黒になる。
落ちた脂で炎が威勢を増し、
サンマの皮をあぶろうものなら、
またたく内に、炭と化す。
だから、扇ぐ。
炎を吹き飛ばす為に扇ぐ。
「扇いだら、熱が冷めちゃうじゃないの!」
冷めません、炭は遠赤外線でサンマを焼いているのだ。
熱はしっかりと届いている。
安心して扇ごう。
「腕が、もの凄く、しんどいんですけんど・・」
さあ、そこで登場するのが、コレだ。
《電池式送風機》
こいつで、炎を横に吹き飛ばすのだ。
昨日、炭熾しで、活躍したマシンである。
980円
どこでにも売っていないのが、さびしい。