私的に秘密の魚がいる。
っと言いながら、実は、以前その旨さを告白している。
《スミヤキ》 2010;1月29日
ダツだとか、スミヤキだとか、一応、名前がある。
あまり大きな声で言いたくないのだ。
その旨さに、皆が、
マイッチャウんでネ。
我が家で、こっそり食べた事のある
ダツ初心者は、
その瞬間から、
ダツ熟練者に変身してしまう。
いや、
ダツ盲信者と言い換えよう。
ダツにわが身を奉げようとする、信者さえ現れる。
昨日、こっそり、いきつけの魚屋<丸一>で、
せしめてきた。
見た目は、非常に悪い魚である。
又の名を、<すみやき>とはよく言ったもので、
生きている時でさえ、
炭で焼いた様な姿色合いをしている。
魚屋の隅っこに転がしておけば、
客は、視界のはしではじき、
二束三文の値しか付かない、どうって事ない魚だ。
さあ、こんな時に登場する言葉があるでしょ。
「ところがどっこい!」
ダツの旨味力は、半端じゃない。
こやつの塩焼きを喰ったら、
~びっくりして、ひっくり返って、
駅まで、新聞を買いに走るだろう~
ん・・意味わかんないって?
そう、なるべく意味わかんないように、
語っているのだ。
ダツの旨さを悟られないように・・しながら、
その旨さを伝えようと、キーを叩いているのだ。
ただし!
塩焼きの方法は、秘伝があるのでね。
最後の写真が、その秘伝なのだが・・
ザクザクと、
骨断ち包丁を入れているのだ。
「ああ~どうして私は何でも喋ってしまうのだろう?」
ダ・・ダツの呪いかもしれない・・