昨日、手品の話をした。
では、私の手品マジックをお見せしよう。
まずは、古典的なマジック。
アナタに、紙に、
私の知らない名前を書いてもらう。
その紙を、目の前の台紙に置いてもらう。
その台紙には、
<いろはにほへと~えいもせす>の文字が書かれてある。
で、アナタは、私の指示に従って、
紙を動かすだけ。
これだけの事で、
アナタの書いた名前を当てるのだ。
「はは~ん、わかった」
と云う利発なアナタには、さらに、次なるマジックを・・
やはり、アナタには、紙に名前を書いてもらう。
アナタが書く前に、私は、
その現場からいなくなる。
どこか遥か先、例えばホテルであれば、違う部屋、
学校であれば、他の教室、に行ってしまう。
なんなら、飛行機に乗って外国に行ってもいい。
そこから、携帯で、その現場と交信する。
つまり、私は物理的に、
アナタが書いた紙から、
隔離されるのだ。
で、結果・・
私は見事に、
アナタが書いた名前を当ててしまう。
当てられたアナタは、あまりの驚きに、気持ち悪くなり、
私を避けるようになる。
「あの人、オカルト!」
そう、確かに、私はそれで避けられたことがあった。
しかし、これは、手品なのだ。
人は、<
まさか>の考え方が違う。
まさかのレベルが違う。
まさか、そんな事まではしていないだろう、と考える。
しかし、マジシャンは、まさかの二乗、三乗まで考えている。
さあ、騙したいですか?
騙されたいですか?
両子寺 国東半島