《今この現代から、恐竜のいた時代までの時間よりも、
恐竜らが生きていた時間の方が長い》
え~~!
っと、まず驚いていただきたい。
時間の尺度を、我々は、都合のいいように考えがちだ。
1万年という単位と、1億年の単位を、
同じ長さで理解しようとする。
直接の感覚でいえば、
爺さんが生きてきた明治時代くらいまでなら、
何とか想像できるが、それ以前の年代を考えづらい。
時間の幅がよめない。
宇宙の距離感が理解できないのと同じくらい、
時間の厚みがわからない。
宇宙は、月までの距離なら何とかわかる。
太陽となると、わかったフリならできる。
しかし、木星は、無理だ。
コレを、時間に置き換えると、
月が、明治時代で、なんとかわかり、
太陽が、江戸時代で、わかったフリ、
木星は、源氏や平家だ。
だもんだから、恐竜時代などと云われても、
どれほど離れているのか、感覚がない。
それほど、大昔の事の筈なのに、
その膨大な時間の距離感より、
恐竜たちが、暮らしていた時間の方が長かったのだ。
彼らの進化の歴史は、あまりにも長い。
対して、我ら人類の短さたるや!