~昨日の続きだ~
山の中を歩いていた。
最終的には駅に向かっていた。
その時だ・・
我々は、真っ白い花園に降り立った。
山中を6時間、徘徊したあげく、花園にぶつかった。
そこは、梅園だった。
<田浦梅園>
そう云えば、何度もこの梅園に足を運んだものだが、
一度として梅が咲いている情景を見たためしがなかった。
すべては、タイミングだ。
見たいと勇んで行った時に、花はない。
ところが、思いもかけず、その場にたどり着いた今、
そこは満開の梅の花!
延々と続く梅園!
梅の季節には、水仙が同時に咲く。
まるでそこは、桃源郷だ。
芳しい梅の花の香りをかぎながら、
滝田くんとナカヒラ君が、声を揃えてのたまう。
「ボクって、もう天国にいるの?」