今、アナタが昼ごはんを食べているとする。
サバ焼き定食だとする。
その食べ方を問いたい。
[まず、アナタは、副食であるサバを口に放り込む。
そして、サバを噛みながら、主食であるゴハンを放り込む]
コレでよろしいですか?
私もそうだ・・というより、殆んどの人が、
まず副食を食べてから、主食を口に入れる。
「いや、オレはゴハンが先だ」
と言い張る方は、しばし黙っていてください。
日本食の正しい食べ方と言っていいだろう。
さあ、そこで、さっき私は、
ハムエッグとトーストを食べていた。
洋食だな。
食べながら、ふと気づいた。
ハムエッグ(副食)と、トースト(主食)、
いったい私は、どちらを先に口に入れているのだろう?
意識しながら食べ進んだのだが、
思いのほか、デタラメである事が判明した。
ある時は、ハムを先に食べ、
ある時は、パンを先についばむ。
主従逆転が、頻繁におきる。
これは、いかがなものだろうか?
洋食には、日本人の正しい食べ方が、
当てはまらないのだろうか?
首をかしげながら、さらに食べ進んだところで、
ハッと気づいた。
私は、
パンを主食であると、完全には思い込んでいない。
副食に近い存在として受け止めている。
パンだけで何とか食事をやっていける自信がある。
(ちなみに、パンには何も塗っていない)
ゴハンだと、こうはいかない。
ゴハンだけで、完結させる勇気はない。
つまり、パンは、
副食ぎみの物体なのだ。
現に、パンをおかずにワインを飲んだりするし・・
「え~オレは、ゴハンをおかずに日本酒呑むヨ~」
はい、滝田君は黙ってなさい・・
「おはぎがおかずでも呑めるしぃ~」
黙ってろって!