~昨日の続き~
日本ライン下りに、興奮した私だ。
すぐに、探検隊を結成した。
「おいみんな、船に乗ろう!」
芝居の稽古をしている役者仲間をすぐに、川下りに誘った。
こういうのを、強引に誘ったと言うべきかもしれん。
皆は、訳も解らず、誘われた。
船に乗らされた。
ジャフ割引だが、2800円払わされた。
「出発~つ!」
ところが私は、船に乗っていない。
川の土手に、延々自転車道が続いているのを発見した。
その名も、
《ロマンス街道》
ガンガン、ペダルを漕ぎながら、下る船を追いかけるのである。
いや、先に廻り込み、待ち伏せして写真を撮るのだ。
・・の筈だった。
パス~ン。
なんと、タイヤの空気が減っているではないか!
漕いでも漕いでも、スピードが出ないではないか!
船のスピードは、思いのほか速く、
パシャリと撮っている間に、どんどん引き離されるではないか!
ないか、ないかの連続で・・
結局、15キロの道のりを、爆走してしまった。
爆走はよかったのだが、帰りどうしたかって?
そこまでは考えてなかった。
殆どパンク状態の自転車で、今度は登り道を15キロ、
ヨイショ、ヨイショと登ったのは言うまでもない。
教訓;
一応、あと先は考えましょう!
2022 5