《私がわざわざ訪ねると、休みになる》
この私的格言は、まだまだ続いている。
お店などに、わざわざ、食べに行こうとすると、
その店が臨時休業になるのである。
「イシマルさん、それはたまたまですよ」
今、アナタはそう思いましたネ。
いや、アナタだけではない、皆そう思う。
しかし、私の現実を見れば、
もう
たまたまなどという気休め言葉が吐けなくなる。
この一ヶ月間、いくつの臨時休業にぶつかっただろう?
「よし、フレンチでも食べに行こう!」
芝居仲間を誘って、以前からリサーチしていた店に向かう。
「あれっ、休みじゃ~ん」
灯りが消えた店を見て、仲間はガックリする。
そこで、もう一軒、違うフレンチに向かう。
「臨時休業」
仲間は、静かになる。
結局、焼き鳥を食って帰る。
一ヶ月前から、「今日行こう明日行こう」と、
調べておいた温泉に向かった。
わざわざ感が強かった。
着いた・・
重機が入って工事をしている・・
休館中だそうだ。
つい前日に、仲間が風呂を浴びたんだそうだ。
ふ~~ん
昨日の事、
足繁く通う美容院の下にある、
蕎麦屋に行こうと考えた。
10年間、その蕎麦屋の前を通り、
いつか行こうと狙っていた。
そのいつかがついに来た。
よし!
わざわざ訪ねた。
なんたって、10年間で、初めてなのだ。
すると・・
入り口には、支度中の横に、この貼り紙が・・
「改装工事の為、しばらくの間、
休業させていただきます」
参照;06、3月24日
《不幸レストラン》