<ヘラニュース>なるものがある。
駅のキオスク系で売っている。
ヘラとは、ヘラブナの事だ。
フラブナとは、池に棲んでいる魚の事だ。
ヘラブナを釣る趣味の人にのみ売っている新聞がある。
そのコーナーには、他に、
<週間つりニュース> <週間将棋>などがあり、
マニアックさを主張している。
そこで、釣りだ。
釣りには、様々な釣対象があるのだが、
その中で、ヘラブナだけが、新聞に特殊化されている。
駅売りで売れるほど、売れるらしい。
鯛や、メジナや、ヒラメなど、
もっと売れそうな対象魚がいると思われるのだが、
なぜか、ヘラブナなのだ。
<鯛新聞>があっても私は驚かない。
それほど、鯛釣りはポピュラーだ。
<イカ新聞>があっても驚かない。
<カワハギ新聞>もしかり、
淡水魚系なら、<週間バスフィッシング>がなぜ無いのか?
ここで、駄文を展開したいくらいだ。
問題は、ヘラブナだ。
ヘラブナは食わない。
だのに、週間新聞として成立している。
あまりの疑問に、昨日ついに、駅で購入してしまった。
270円。
28ページ。
3000万人が行き来する首都圏の、
キオスクに、ヘラニュースを置き続ける実力が、
この紙面にあるのだ。
じっくり目を通してみた・・
ヘラブナファンには申し訳ないのだが、
毎週毎週、ヘラブナにどんな変化があるのだろうか?
ひょっとして、自宅に定期購読している方もいるのだろうか?
紙面の隅から隅まで読んでいる読者がいるのだろうか?
「イシマルさん、ア~タも将棋新聞、定期購読してるでしょうが」