<飯塚祐紀七段> (いいづか ひろき)
将棋のプロ棋士である。
現在、名人戦順位戦のB級1組に位している。
その位は、全棋士の中で、ベスト24である。
以前から、お会いしたい筆頭の棋士であった。
努力の天才である。
望めば、叶えられん。
なんと、偶然にも・・
舞台で共演した女優のマネージャーが、
飯塚七段のお父さんだったのだ。
そこで、無理を言って、お会いさせていただいた。
お会いした途端、無理を言って、色紙にサインをいただいた。
快くサインをしようとした七段の横から、
無理を言って、<詰め将棋>を創っていただいた。
(七段に上がる直前の六段の時にいただいた)
私だけの詰め将棋である。
たった一人の為に、天才の才能が費やされた。
恐れ多くて、簡単に答えを見つけ出すなど出来よう筈がない。
七段には、「答えは、頂けません」とだけお礼を言った。
答えは、一生かかって解き明かします。
その贅沢品は、リビングの壁に架けられてある。
毎日眺めている。
その詰め将棋を、私はわざと解かない。
解きかけて、解けるギリギリのところでやめておく。
もったいないのである。
食べ物と違って、永久保存できる優れものだ。
棋士とは、
夢をいくらでも創出できる稀有な存在である。
ん・・も・もし、ずっと解けなかったらどうしよう?