一昨日、「ポンポンビーチに辿り着いた我々」と、
いとも簡単に述べたが、そうは問屋がおろさなかった。
ポンポンビーチには、渡船でわたる。
その渡船に、我々4人と、
200キロのウインドサーフィンの荷物が乗った。
・・ったつもりだった。
ところが、その船は、ポンポンビーチを素通りして、
その先の島に向かうではないか!
(違う定期便に乗ってしまった!)
すぐに、操船する船長の元へむかう。
「ポンポンに降ろしてください!」
両手を合わせて懇願する。
船長は冷ややかだ。
首を振るだけ。
「お願いします!」
我らの合掌をものともせず、船長はエンジンを吹かす。
かくして、我らは、
<向こうの島>まで連れていかれてしまった。
いや応なく連れて行かれた我ら・・
しかし、その島に、我らはシビレタのである。
名前は、<鳥島>
周囲3キロほど、人口数百人ほどの小さな島だ。
着いた港に、いきなりの仏閣がそびえている。
浅草の本堂にあってもおかしくない仏閣が、
この島にある。
4人は、島を歩きまわる。
迷路のような小路が、色鮮やかな町並みを縫っている。
サンゴで出来た家がある。
丘に登れば、ヤギの群れが、駆けてくる。
ヤギを追う人が現れる。
「ニーハオ、ヤギ?」
『ハオ、ヤギ』
会話は短い。
いいな、この島・・
おおぅっと、ポンポンに渡らなければ!
思わぬハプニングに、のぼせてしまった・・
さて、どうやって渡ろう(戻ろう)かな?