先日、チーズフォンジュの店で、舌鼓をうっている時に、
突然、頭の上に電球が灯った。
アレを食いたい!
アレとは、たぶん未だない料理である。
ありそうで見た事がない料理だ。
イタリアンに、<ラザニア>という料理がある。
パスタの生地を敷き詰めて、その上に、ミートソースを塗り、
又、パスタ生地を敷き詰め・・
何度もその行為を繰り返し、最後にチーズをたっぷりのっけて、
オーブンで焼く。
私的には、美味しいものベスト3に入るラザニアだ。
そこで、頭の上の電球がきらめいた。
パスタ生地を、
ご飯に変え、
ミートソースを、
ウナギに変えたらどうだろう?
ウナ重の数段重ねを造るのである。
使用するウナギはあまり厚いモノは避けたい。
スーパーで安売りしている薄い方が、良い。
最終的に出来上がったモノが、
分厚すぎると食べるのに苦労する。
それでは只の、うな丼になってしまう。
薄いウナギと薄いご飯・・
最低4段は重ねたい。
5段?・・いってみようか・・
器は、ラザニアなどを作るときの四角いものがいい。
四角い耐熱ガラス容器にしよう。
さすれば、横から、重なっている様が見て取れる。
「おお~~」
アナタが感嘆の雄叫びを挙げる助けにもなる。
そして、ここが肝心なとこなんだが・・
食べる時、箸ではなく、
スプーンでいきたい。
ラザニアを取り出す時の動きに似せ、
スプーンでざっくり上から、切り取りたい。
ザクッと入れて、ゴポッっと摂りたい。
何層にもなった、
茶色と白の縞模様を眺めながら、
かぶりつきたい。
白と言ったが、勿論ご飯には、
タレがたっぷりしみ込んでいるので、
薄茶色に染まっている。
味は、完璧なうな重であっていい。
見た目が、ラザニアなのだ。
そこで、私はコレをこう名づけた。
《ラザーニャギ》
ただし、カタカナ日本語読みではなく、
出来るだけ、イタリア読みしていただきたい。
思い切りインチキイタリア訛りで、発声していただきたい。
はいどうぞ!
《
ラザーニャギ》