~昨日の続き~~
八ヶ岳にスノーシューツアーに向かうイシマル探検隊だ。
予期せぬ乗り物に乗せられた。
キャタピラ仕様の雪上車。
乗り心地は最悪。
前後、左右、上下に、思いっきり揺さぶられる。
ヘタに喋ろうとすると、舌をかむ。
ところがその時、ある・・人類の秘密に気づいたのだ!
ロデオ状態に揺られている時、人間は、
《あ行、は行、ま行しか喋れない》
それ以外の言葉を喋ると、舌をかむ。
では、検証してみよう。
それ以外の言葉は、
歯を利用して喋っている。
はい、アナタ、試しに、中里(なかざと)と喋ってみよう。
その時、アナタの舌は、歯の裏にタッチしている。
では、次に、は行、ぱ行、ば行を喋ってみよう。
舌は歯にタッチしない。
同じ行為を、ま行とあ行で試してみよう。
やはり、歯にタッチしない。
コレはどういう事だろう?
ふと、人間の原点に戻ってみた。
赤ん坊だ!
「パパ、ママ、あ~あ」
歯が無くても喋れる言葉だらけだ。
「あ~~~あ~~ば~ま~はあはあ~」
戦車と見まごう雪上車に乗せられ、
くしくも、
人間の原点の言葉を発見した、
イシマル探検隊であった。
ゲボッ!
雪上車の車窓から