洞窟探検家の吉田勝次さんの断食は、私と違う。
どう違うか?
私の断食は、ただの
思いつきである。
目的は無い。
ところが、探検家の断食は、究極を目指している。
《どこまでやったら、死んじゃうか》
ある意味解りやすい。
解りやすいが、そんな事やったらいかんやろ!
やっているのは、ゴルゴ13くらいやぞ。
洞窟探検家は、考える。
<いざ>
いざという場面を予想する。
<洞窟に閉じ込められたら・・>
そんな時、いつまで人間は耐えられるだろうか?
食料が尽きたら・・
電池が切れたら・・
水が増えてきたら・・
「21日間は生きられる」
吉田勝次は、この日数を信じようとしている。
探検家には、必要な情報なのである。
常に、<いざ>なのだ。
そして、<もしも>が、身体に染み込んでいる。
世間の人の言う<万が一>を、
<百が一>にスケールアップして、
危機管理能力を研ぎ澄ましている。
私?
私は、<千が一>くらいかなあ~
その吉田さん。
5月18日、1930~2100;NHKBSプレニアム
洞窟探検の番組に出ている。