《風がふくと桶屋がもうかる》
などと申します。
超のつく楽天家、いや能天気な人間の話だ。
そこで、疑問なんだが、桶屋という職業は今でもあるのだろうか?
いや、あるだろう。
桶屋さんには失礼な疑問だった。
しかし、桶専門の店はあるのだろうか?
スーパーとかに吸収されずに生き残ってくれているだろうか?
もしあるのだとすれば、店のまえのノボリに、書いて貰いたい。
《風よふけ!》
誰が見たって、桶屋の店頭にこのノボリを見つければ、
思わず、笑みがこぼれてしまう。
まさか、ごうつくな親爺とは思うまい。
店主のセンスに誘われて、
買う必要もなかった風呂オケを買い求めるかもしれない。
イヤミなく人を引き付ければ、成功だ。
そんな事を考えながら、京都の町をそぞろ歩いていたら、・・
《餅は 餅屋で》
やってくれましたねえ。
嬉しいですねえ。
当然、買う気もなかった餅をいくつか買いましたです。
今後、街を歩くときに、飴屋さんの隣に、
ムチを売っている皮革の店が並んでいないかなあ?
と期待していよう。
餅は搗きたて