「エッ、ライオンを狩猟していた時代が、
あったんですか?」
そう確かにそんな時代があった。
象もキリンも、虎もクマも、狩猟の対象だった。
よし、ここで、その対象を言い換えよう。
「エッ、鯛を釣っていた時代があったんですか?」
今から、どれくらい未来の話だろう。
きっと、この会話がされる。
「マグロを釣っていたって、本当ですか?」
小学生がびっくりするかもしれない。
たぶん、その未来には、
魚は養殖が当たり前にされている。
養殖が殆どの時代を生きている。
コレって、変だろうか?
さっき、夕食に、
鳥のカラアゲと、豚のシャブシャブを食った。
鳥と豚は、養殖である。
ついでにいえば、牛も養殖である。
我々が、普段
常食にしている肉は、おおむね養殖だ。
おおむねじゃなく、全部養殖だ。
間違っても、
天然モノの牛など食べた記憶がない。
鳥も豚も・・
ではなぜ、
魚だけ天然モノを食べようとするのだろう?
日本古来の習慣だというのはわかる。
でも、養殖・・私は、好きだよ。
旨いよ。
養殖と天然と、区別の時代がくればいいじゃないのかな?
天然には、それなりの敬意を払ってもらって・・
私は、おおいに養殖を食べたい。
だって、魚として変わらぬ旨さを持っている!
えっ、釣り?
釣りで釣った魚は、いずれ、
リリースの(海に放す)時代がくるだろう。
自分チで食べる分を超えて釣っていると、いずれそうなる。
「マグロって、ライオンだったんだ!」
「キリンって、ウナギだったんだ!」
「シマウマって、アジだったんだ!」
ほんじゃ、ハイエナは?
え~とぉ~、
カワハギかな・・
んじゃ、ハゲタカは?
・・
フグだな。
タイのタイ