《コンフェデレーションズカップ》
サッカーの大会である。
サッカー世界一を決める大会の一年前に、
主催国で開催される。
その3位決定戦が面白かった。
まず、冒頭の写真のイタリアの選手。
名前は、<エルシャーラヴィ>
髪型に注目して欲しい。
トサカ立ち
している。
いや、
させている。
この日、ブラジルのスタジアムの気温は、
28℃、湿度68%。
かなりの高温多湿。
ちょいと動けば、額から汗ダラダラの状況だ。
汗をかけば、
髪の毛が額にひっつくオジサンがソレを観ている。
ところが、このエルシャーラヴィー君。
前半を終わり、後半30分になっても、
トサカ髪型を持続させている。
<ひっつく>などという悲惨な形状とは、
一線も二線もかけ離れている。
「きっと、特殊な整髪料を使っているに違いない!」
オジサンは、いぶかしむ。
「スプレーとか、無茶苦茶噴霧しているに相違ない!」
オジサンは、ぶんむくれる。
試合途中で、何度もヘッディングをしているにも拘わらず、
そのタテガミは不変だ。
疑惑の髪型である。
目立つといえば、目立つ。
遠くからでも、エル君だと指し示せる。
髪がやや後方に、立ち上がっているので、
表情が、
びっくりした顔にもみえる。
「君、それじゃあ、帽子をかぶれないだろ!」
オジサンは、テレビの前で、まだ難癖をつけている。