チャッチャッ
今朝も、アサリを沈ませた器に塩をまく。
アサリが、<塩>を、<潮>と勘違いして、
活性化する動きを、人間が利用している。
その度に・・
「ごめんね、ダマシて」
頭をたれている。
スーパーや魚屋で、魚貝類を買い求める。
そのほとんどが、死んだ魚貝類だ。
今、<魚貝類>と、ひっくるめて表現したが、
その中の、<貝>に焦点をあててみよう。
実は・・・
魚屋で売っている貝は、まだ死んでいない。
冷蔵されたりしているが、死んではいない。
スーパーでパック売りされている貝も死んではいない。
死ぬ間際と言おう。
もし、死んでいたら、そいつはもはや食えない。
意味が分からない方に説明しよう。
牛の場合、死んだ肉を、我々は喰らう。
豚もしかりだ。
では、魚はどうだろう?
鯛は、死んだモノを食っている。
鯖も、ブリも、マグロもしかりだ。
まさか・・
マグロの生きた奴を食ってないよネ?
ところが、貝は、自ら
死んだ奴は食えない。
死ぬ前に火を加えて、死んで貰わなくてはならない。
言い換えれば、
貝は、死んじゃった直後に、
我々の口に入ってくる稀有な食品なのだ!
まだ理解しないアナタに説こう。
アナタが潮干狩りに行くとする。
「わあ~いっぱい採ったぞぉ~!」
網に入れた大量のアサリを、
持参のクーラーボックスに入れる。
「氷をぶちこもう!」
魚と勘違いして、氷をぶち込む。
持ち帰って、さあ翌朝・・
味噌汁にすべく、火にかける。
「あれっ口を開けないゾ?」
そう、みんな死んじまったのである。
必要以上に冷やし過ぎ、永眠させたのだ。
教訓;冷やし過ぎに注意しましょう。