《丸太押し相撲大会》
北海道の稚内空港から2時間。
中川郡中川町で毎年秋に開催されている。
どんな大会なのか?
10mの丸太を、5人×5人の選手が押し合うのである。
(女子は6人×6人)
重さ100キロ。
トーナメント方式で、2本先取で勝ちあがれる。
誰かが、土俵から出るか、
足の裏以外が地面に付いたら負けである。
体重制限はない。
誰でも出場できる。
だから、ボビーオロゴン率いる、
「ナニコレ珍百景」のチームで出場してきた。
(ボビー、竹原慎二、野村将希、イシマル、ザブングル加藤、)
会場は、河川敷に常設してあった。
どうやら、中川町は、この競技の発祥の地であるらしい。
林業が盛んなゆえ、こんなスポーツを思いついたようだ。
丸太押し相撲とは、
綱引きの反対と考えていただければ、よい。
綱引きに体力以上に、タクティクスがいるように、
丸太押しにも、技術が必要だ。
力任せでは、簡単に勝てない。
練習が大切なのだ。
この町には、練習用の丸太がある。
それぞれのチームが練習用に持っている。
貸してもらった。
そのチームと練習もさせてもらった。
5人×5人
相手チームの総体重は軽そうだった。
しかし・・彼らは農林業従事者である。
足腰の強さはハンパでない。
「どすこ~い!」
あっと言う間に土俵を押し切られた。
本番の大会には、地元だけでなく北海道各地から選手が集まる。
100キロを軽く超える、屈強な男たちが、鼻息を荒らしている。
「どすこ~い!」
実際はこの掛け声はない。
声など出ない。
必死で、丸太にしがみつき押しまくる。
残念ながら、我らのチームは、一回戦は勝ちあがったものの、
ベスト8で、敗れてしまった。
それにしても、この大会は面白い。
なにより、単純明快なスポーツだ。
観てるほうも盛り上がる。
先々、世界大会を開けないものだろうか?
その時には、体重制限制になるだろうが・・