《茨城県写真》
茨城県には、よく足を運ぶ。
おっと、その前に・・
この県の読み方は気を付けなければいけない。
正式には、《いばらき》である。
おっと、正式という言い方自体が失礼である。
《き》を《ぎ》と濁らない。
いばらぎと濁って発音すると、いばらきの方の眉が上がる。
それでも、いばらきの方は優しい人が多いので、
「あのですねぇ、一応、
いばらきと濁らないんですよぉ」
やんわり諭してくれる。
『あ、ごめんなさい』
素直に謝るのだが、次の会話では、
『やっぱ、
いばらぎの芋は最高だね』
ぎと濁っている。
眉が再び上がる。
昨日、役者仲間10人に、
「関東5県、言ってみて」とクイズを出した。
10人中9人が、「いばらぎけん」と濁った。
殊勝にも、濁らなかった一人の出身を尋ねると、
はからずも、茨城県であった。
だからこの、いばらきいばらぎ問題は、
ニセ茨城県人を見つけるのに利用されるらしい。
(ウソです)