新潟県の沖に、ポツンと島がある。
村上市から、フェリーで1時間ほど波に揺られると、
小さな島が見えてくる。
《粟島》 あわしま
佐渡が島は知られているが、粟島は、あまり知られていない。
周囲20キロほどの小さな孤島だ。
レンタルママチャリを借りて、
島をグルリと回ってみるのがお薦めだ。
そのレンタル場所の近くに歌碑があった。
歌碑と云っても、木の棒に短歌が書かれてあるだけなのだが・・
この短歌が、あまりにも悲しい。
(残念ながら、短歌を書き示せない)
内容は、おぼろげながら覚えている。
孤島の厳しさに嘆き、悲しむというむせび泣きだ。
島の女の人の短歌であった。
その哀しさに、しばし、短歌の前から離れられなかった。
どんな短歌であったのか?
ソレを知るためだけでも、もう一度、渡島したいのだが、
誰ぞ、知っている方がいれば、教えて欲しいとも思う。
いや、やっぱり自分で行こう。
世に、「いい島」と呼びたい島は、そうそうたくさんない。
そこは、私のお薦めの、「いい島」なのである。
《粟島》 2006;9月10日
《粟島で泳ぐ』 2007;9月17日